大槻智春 スイング動画 2022年 ドライバー後方
2022年 ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント
期間:06/09〜06/12 場所:麻生飯塚GC(福岡)
イーグル王・大槻智春が3イーグル “ホールインワン入り”は史上初
◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 初日(9日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)
大槻智春がツアー最多に並ぶ18ホールで3イーグルを記録した。3つのうちにホールインワンを含むのは史上初。前週の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で惜敗したばかりの昨季のイーグル王が持ち前の爆発力を見せつけた。
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開始2ホール目の11番(パー3/184yd)。7Iでのティショットはカップ周りが見えないピンに向かって飛んで行った。手前4ydから転がったボールがカップインしたことを伝えたのは、まだまばらだった早朝のギャラリーの声援。「静かなホールインワン」で、出だし10番のボギーを帳消しにするどころか、おつりが来た。
「そんな(良い)調子ではないんです」と語る状態とは裏腹に勢いは続いた。3Iで2オンに成功した17番(パー5)でイーグル。3つ目となった後半1番(パー5)はグリーン脇からの3打目をロフト60度のウェッジでチップインさせ、続く2番からの3連続バーディにも繋げた。
コロナ禍で2年にまたがった昨シーズン、イーグル率(1イーグルを獲得するために要するラウンド数)で「5.05」を記録した。全体トップの数字に「取ろうと思って取れるモノじゃない。意識もないです」と笑う。それも目の前の一打にフォーカスした結果に過ぎないという。
その普段の心掛けが乱れたのが4日前。「先週は17番で曖昧なイメージで打ってしまった」。国内メジャーの最終日、後続に2打差をつけて迎えた名物パー4で第2打がグリーン手前の池に消えダブルボギー。比嘉一貴に優勝をさらわれた。
「ボギーで良いと思ったけれど、やっぱりパーを取りたい気持ちがあって(グリーン)奥に打ちに行けなかった、(気持ちを)決めきれなかったのが良くなかった」と反省がある。
7アンダーの好発進を呼び込んだスコアにも「イーグル3つでこのスコアですからね」とこぼした言葉には“ガッカリ”も少し滲んだ。「基本的にやることは変わらずに。状況に合わせたショットを意識したい」と謙虚に残り3日に臨む。(福岡県桂川町/桂川洋一)
<18ホール最多イーグル>※いずれも3つ
ジム・ラトリッジ 1986年「ダンロップ国際オープン」(茨城GC東C)
西川哲 1994年「PGAフィランスロピー」(ゴールデンバレーGC)
稲垣太成 1997年「宇部興産オープン」(宇部CC)
ディネッシュ・チャンド 2004年「マンダムルシードよみうりオープン」(よみうりCC)
蘇東 2013年「タイランドオープン」(タナシティG)
カート・バーンズ 2017年「ダンロップフェニックス」(フェニックスCC)
大槻智春 2022年「ASO飯塚チャレンジド」(麻生飯塚GC)