渋野日向子（右）はユスフ・ワジールディン氏と記念撮影

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前情報（8日）◇シービュー・ア・ドルチェホテル (ニュージャージー州)◇6190yd（パー71）

出場選手の中に見つけた「渋野日向子」の名前に、思わずテンションが上がった。「オー、イッツ・マイ・ガール！」。プロアマのヘルプキャディとして参加していたユスフ・ワジールディン氏に、満面の笑顔が広がった。

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2人の出会いは、昨年6月にジョージア州アトランタアスレチッククラブで行われたメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」。渋野の帯同キャディにPCR検査で新型コロナウイルス陽性反応が出たため、急きょ臨時でキャディを務めたのが地元在住のワジールディン氏だった。

盛り上がったプロアマ戦

当時は渋野と行動をともにしていたマネジャー、トレーナーもコースに入ることができず、ひとりきりになってしまった緊急事態。言葉が完全には通じないながらも、片言の英語と日本語、笑顔とジェスチャーでコミュニケーションをとりながら2人で窮地を乗り切った。

久しぶりの再会となった

「今週、彼女の名前を見つけて同じ組に入れるようにボスに頼んだ」と念願かなって同じグループに組み込まれた。1年ぶりに一緒にコースを回り、「本当に素晴らしい選手。ここで会えるなんてとてもうれしい」とワジールディン氏。ホールアウト後は笑顔で握手を交わし、久々の再会を喜んだ。（ニュージャージー州ギャロウェイ／谷口愛純）