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桂川有人 気持ちもクラブも切り替えて「自分のゴルフを続ける」

◇国内男子◇ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント 事前情報(18日)◇取手国際GC(茨城県)◇東コース6804yd、西コース6544yd(パー70)

前週、桂川有人は単独首位で迎えたサンデーバックナインでダブルボギーをたたき、今平周吾に逆転を許して2位で終えた。ホールアウト後、ファンにサインしながらも目には涙を浮かべていた。

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「『惜しかったね』『これからも応援してるから』と声をかけてもらった。こんなたくさんの人に応援してもらってるんだってことに泣きました」。ファンからの声援や励ましの言葉が心に「グッときた」がゆえの涙だった。

切り替えて迎える今週は、4日間を通じてプロ2人、アマ2人の4人1組で回るツアー唯一のプロアマ形式の試合。初めて経験する試合形式にも「(通常の)試合の時もいつも楽しくやろうと思っているので、あんまり変わらず。やることは一緒なので」と、普段通りのプレーを心掛ける。

今季の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」で2位。4月の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」でツアー初優勝を挙げ、そして前週2位と、ここまでの6戦を終えて賞金ランキング1位の活躍を見せている。

プロ2シーズン目を迎えた23歳は、上位争いが続く連戦で疲れが身体に出始めているというが、「疲れている中でも(うまく)回れている。疲れたから崩れるというのはない」。大学生の時から海を渡り、アジアンツアーで武者修行を重ねた経験が生きている。

今週はドライバーのヘッド重心を変え、パターは遅いグリーンに合わせて、オデッセイのホワイト・ホット OG パター#7からELEVEN TOUR LINEDへと、クラブの“切り替え”も済ませて乗り込んできた。「優勝が本当に難しいということが分かった。(今週も)自分のゴルフを続けたい。それに結果がついてきたらいい」。ファンの応援を力に変えて、雪辱を期す。(茨城県つくばみらい市/内山孝志朗)

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