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アマも参考になる? 池村寛世に聞いたウッド1本&“直ドラ”のメリット

10月の「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ」でプロ9年目にしてツアー初優勝を挙げた26歳の池村寛世。166㎝ながら2020-21年シーズンのドライビングディスタンス平均300.53ydで5位の飛ばし屋は、フェアウェイウッドを抜いた独特のクラブセッティングで知られる。“直ドラ”を多用し、いまや「池村といえば直ドラ」との声も聞かれる。

池村は1Wの下に2番と3番のアイアン型ユーティリティを入れる。「戦える自分のクラブを入れた方がスコアも上がる」からだ。シーズン終了後の12月21日、千葉・ゴルフ倶楽部成田ハイツリーで行われた「若手プロ男女対抗戦」に参加した池村は男女プロ7人が見守るなか、ティショットで直ドラを披露して期待に応えてみせた。

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「アマチュアの方でもあまり打てないけどスプーン(3W)を入れているという人もいると思う。僕もスプーンが得意ではなくて、直ドラをやったら安定していたし、良かったので、それだったらスプーンを抜いて別のクラブを入れようと思った」と結果的にウッドは1本になった。

当然のことだが、14本と決まっているなかで使わないクラブを入れることはない。アマチュアへ向け「スプーンが難しいと思っている人が、それを使わなくちゃならなくなったとき失敗する確率は高くなる。クリーク(5W)が得意ならそれを使った方がいいし、ほかのユーティリティやウェッジを入れた方がスコアメークができる。自分に合ったセッティングにしていけば、スコアも良くなると思う」とアドバイスを送る。

では、直ドラのメリットは? 「直ドラはパワーも必要なので難しいが、練習でやるのはあり。ウッドが打ちやすくなると思う。コツは、なるべくレベル(ブロー)に振るのが一番大事。練習に取り入れれば、ダウンブローもアッパーブローもなおる」とトレーニングでの活用をすすめる。

そんな池村は、自身の今季の戦いを「成長」と表現する。「自分のゴルフ人生のなかで1勝できたことで、すごく成長できたから」。10月の初優勝後、「残り5試合のどこかで1回は優勝争いをしたいと思っていた」といい、ツアー最終戦「日本シリーズ」は4位で終えたものの、1打差2位で迎えた最終日は最終組でプレーして優勝争いに絡んだ。

いずれもそばでは、恋人でもあるキャディの坂口琴音さんが支えていた。高校の同級生で、実は「まだプロポーズはしてない」とか。「結婚を前提に付き合っているという話をしたら、いつの間にか『婚約者』になっていた」。本物のプロポーズは彼女の誕生月である3月を予定しているという。

来年は「1勝できても2勝目がなかなかできないと言われるので、早めに2勝目を挙げて、複数回優勝したい」と目標を掲げる。海外挑戦も視野に長期シードを獲得できるメジャー大会に力を入れるつもり。オフはまず、コロナ禍もあってシーズン終了後に77.3㎏まで増えた体重を「あまりに軽すぎても支障が出るので」と、体を鍛えつつ、ベストの71~72㎏に絞っていく考えだ。

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