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同級生から刺激、そして失敗 植竹勇太は初優勝「狙える」

◇国内男子◇ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ 2日目(29日)◇美浦ゴルフ倶楽部 (茨城)◇6988yd(パー71)

26歳の植竹勇太が単独首位で週末へと折り返した。6アンダー2位から出て、1イーグル4バーディ、3ボギーの「68」。スタート時から風が吹いたこの日は、「大きなミスはしないように、絶対に外してはいけないところには外さないように」と慎重に組み立てたマネジメントがプラスに働いた。

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北海道出身の26歳は2017年11月にプロ転向し、今年で実質4年目。4歳の頃に父親の影響でクラブを握り、中学生になって当時並行してやっていたサッカーをやめてゴルフに専念した。当時はベストスコアを連発していたとあって、「ゴルフをするのが楽しかった」と夢中になった。高校卒業後、松山英樹らを輩出した東北福祉大学に進学してプロになる道を選んだ。

19年末のQTで7位につけてレギュラーツアーの出場資格を得ると、5月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」で2位、次戦「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」を8位と少しずつ優勝争いができる位置につけてきた。

8月「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」で大学の同級生、比嘉一貴が優勝して「(自分も)勝ちたい」と刺激を受けた。思いが膨らむ中で9月「ANAオープン」では3日目を終えて3位タイ。再び巡ってきた優勝争いに臨むも「(優勝を)意識しちゃって自分のゴルフができなかった」と最終日にスコアを崩して13位と悔しい結果に終わった。

「今週は一打、一打自分のゴルフに徹してという感じです」。3月に結婚した裕加(ゆか)夫人から応援メッセージも届いている。「(上位での戦いは)楽しめるようになってきている。優勝を狙える位置にはいると思うので4日間トータルして安定したゴルフができるように」と活躍を誓った。(茨城県美浦村/石井操)

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