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小平智の2022年主戦場は米下部ツアー「出ない選択肢はない」

◇国内男子◇ブリヂストンオープン 事前(6日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71)

小平智が2022年は米下部コーンフェリーツアーを主戦場とすることを明言した。「迷いはまったくないですね。(米国で)出られるチャンスがあるのに出ないという選択肢は自分の中でないので」と決意を示した。

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2018年「RBCヘリテージ」優勝から軸足を移したPGAツアーでは、2020-21年シーズンをフェデックスカップランキング150位で終えた。125位までのフルシードから漏れ、“入れ替え戦”となる「コーンフェリーツアーファイナル」でも上位25人の枠に入ることはできなかったが、150位に残ったことで限定的ながら出場資格を保持している。「PGAツアーの出られる試合に出つつ、基本的にはコーンフェリーツアーでやることになると思います。自分の夢はアメリカでやること。そこは手放したくない」と返り咲きを目指す。

合計3大会でツアーカードを争った入れ替え戦ではアクシデントにも見舞われた。最終戦「コーンフェリーツアー選手権」の練習ラウンド中にエースドライバーが破損。シーズンのフェアウェイキープ率で9位(69.64%)に入るなど、最大の武器である1Wの復調を感じていただけに痛恨だった。さらに同週の初めには実家で飼っていた愛犬が死んだ。姉と2人で母親の誕生日にプレゼントしたという“家族”を失った。「最後に神様はこんな試練を与えてくるのか、と。でも、それも意味があることなんだと思って、そこをバネにしないと」

9月に帰国し、14日間の自主隔離を挟んでの試合は昨年9月「フジサンケイクラシック」以来となる国内ツアー。年内は日本での戦いに専念し、22年1月に開幕する米下部ツアーに備える。「(隔離明けで)いまは感覚が全然ない状態。ゼロからつかんでいく。試合をこなして合わせていければ」としつつ、5年前には優勝したコース。2週後の「ZOZOチャンピオンシップ」切符につながる上位フィニッシュだって、狙わない理由はない。(千葉市緑区/亀山泰宏)

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