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河本力は魔の16番でリベンジ 中島啓太と並んで優勝争いへ

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 3日目(25日)◇城陽CC (京都)◇6967yd(パー72)

「今日は絶対にパーで上がりたい。ドライバーはいらない」。河本力(日体大4年)は16番のティイングエリアに立つやキャディに2番アイアンをオーダーした。2日目に「9打」をたたいた悪夢を拭い去るべく振り切ってボールを飛ばし、フェアウェイに運んだ。続く2打目は4アイアンでグリーン右手前のバンカーに入れ、そこからピンそば3mに乗せてバーディを奪取。雪辱を果たした。

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出だし1番から圧巻の5連続バーディ、9番でもバーディを奪うなど1イーグル7バーディの「63」をマークした。「最高ですね」と大ダメージを食らった前日から再浮上、通算14アンダー4位につけた。

前夜はお世話になっているレジェンドの中嶋常幸と目澤秀憲コーチ、さらに姉で女子プロゴルファーの河本結と電話で話した。最初に言葉を交わした中嶋には「切り替えろよ」と助言され、目澤コーチからは慰めの言葉をもらった。「向こうからかかってきた」という姉には、処置の仕方など対応について叱咤激励されたという。

目標とする1日4アンダーを踏まえ、「昨日の分はぎりぎり取り返しました」。ビッグスコアをマークしてトップとの差は1打。倉本昌弘石川遼松山英樹金谷拓実に続く史上5人目のアマチュア優勝の期待がかかるが、「明日も4アンダーを目標に」と姿勢は変えずに臨むつもり。「ロングは16番以外、しっかり(バーディが)獲れるように。優勝はしたいけど、そんな簡単ではないので…」と気を引き締めた。

そんな先輩と並んで最終日を迎えるのが、アマチュア世界ランキング1位の中島啓太(日体大3年)だ。初日からパット数は「29」「27」「24」と日を追うごとにグリーンを攻略し、この日はボギー1つに1イーグル6バーディの「65」で8位から浮上した。

今年4月の「東建ホームメイトカップ」(荒天で54ホール短縮競技)では金谷拓実と優勝争いを演じ、意識して臨んで2位だった。今大会の最終日へ向けた気持ちは「全然違いますね」という。「目標が(アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権がある)11月に向けられていて、いまは通過点。自分と向き合うことがテーマです」と課題を掲げる。

両端にOB杭がある比較的「狭い」コースの中で「自信をもってドライバーをスイングする」と、先輩とはまた違ったコース攻略を念頭に置く。この日も「しっかり振れたので、明日も自信を持って振っていきたい」と強調。2人の日体大のチームメイトの戦い方も注目される最終日となる。(京都府城陽市/石井操)

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