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2冠の52歳 手嶋多一がレギュラーツアー8試合ぶり予選突破

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(24日)◇城陽CC (京都)◇6967yd(パー72)

手嶋多一がレギュラーツアーでは8試合ぶりに予選を通過した。前半2番にボギーを先行して7番までパーが続き「途中良くなかったのでどうなるかと思ったよ」とおどけたが、4バーディを奪って通算5アンダー23位で週末につなげた。

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前週は「日本シニアオープン」で後続に8打差つける圧勝で、「日本オープン」に続く2つ目の日本タイトルをつかんだ。その余韻を楽しむように「明らかに自分がプレーしているとき、あわてずに落ち着いてできた。きのうもOBを打っても焦ることはなかった」。前日の反省を踏まえて、OBを出したホールでは1Wを握らなかった。

2018年に22年間守ってきたレギュラーツアーの賞金シードから陥落し、19年にシニアデビュー。その初戦でツアー初優勝を遂げ、いまはシニアとレギュラーの両ツアーで精を出す。「持つクラブが違いますね。シニアの場合もロングホールはチャンスになるけど、しっかりフェアウェイに落とさないといけない。刻んで3打目の勝負になると、届くホールも少ないし」

2021年はレギュラー13試合、シニア6試合と休む間もなく出場し続け、「誰よりも試合に出ています」と自負する。「体力、ありますよね(笑)。どこが痛いとかはないので幸せですよね」

7歳からゴルフを始めておよそ45年。羽川豊井戸木鴻樹など先輩プロのプレーは「本当に勉強になります」と学びの姿勢は変わらない。1つ歳上の谷口徹からは、シニアオープン最終日の前夜に「『4人目になるんか、4人目やなぁ』みたいなメールが来るんですよ(笑)。普通、気を遣いません?不安になる時を狙ったように来ますからね」と、いじりも楽しんでいる。

一方で、目指すのはやはりレギュラーツアーのシード復帰。賞金ランク84位につけており「かじりつきたいですよね」と言う。あと2日間は一つでも順位を上げるのみだ。(京都府城陽市/石井操)

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