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刻むホールは「8」から「2」へ 矢野東の輪厚攻略

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 2日目(17日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063yd(パー72)

歴代優勝者の矢野東が、2日目に5バーディ、ノーボギーの「67」で通算8アンダーとし、首位と1打差3位に浮上した。ツアー3勝の矢野だが、2017年に右ひじの怪我が悪化してシード喪失。だが、20年末の特別QTでトップとなり、復活に向けたシーズンを戦っている。

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開幕前から「絶好調!」宣言をしていた矢野。「(2試合前の8月)KBCくらいから、(良い)ゴルフができそうだなっていう感じがあった。コーチにも上向きだから面白いんじゃないかなって話をして出てきたので、スコアになってよかったです」と甘いマスクで微笑んだ。

「インパクト前後のフェースコントロールの精度がだいぶよくなって、スピンコントロールが上手にでき始めている」というのが技術的な向上ポイント。「きょうは風が強かったけど、ティショット、セカンドもスピンコントロールが良かったのであまり気にならなかった」と危なげなく18ホールを回りきった。

同じ輪厚で開催された2008年の優勝時には「(14ホール中)8ホールでティショットを刻んでいた」というが、今年刻んでいるのは2ホールだけ。「今回は練習ラウンドを若い子とやって、みんなドライバーを打つから、そういうゴルフなのかなと思った。それだけ道具も進化して、飛んで曲がらなくなっている」と攻め方も時代に合わせて変えている。

「あとはアプローチとパターがもうちょっと良くなってくればなぁ」と、13年ぶりとなる大会2勝目へ少しずつその形が見え始めている。(北海道北広島市/今岡涼太)

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