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石川遼の育成プログラム出身 杉浦悠太はアマチュア5人目の快挙へ3差

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(4日)◇富士桜CC(山梨)◇7566yd(パー71)

かねて後進育成に熱心だった石川遼は2017年、自身の基金が運営する大会「ジュニアマスターズ」を新たに設立。若い世代に早くからトップレベルのコースセッティングを経験させるため、男子ツアー数大会の開催前週に同じ会場を舞台にして、学生選手たちを競わせた。

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第1回の優勝者は当時、福井工大福井高の1年生・杉浦悠太。あれから4年、彼は日大2年のアマチュア選手としてプロツアーの最終日に石川を3打差で追うことになった。

初日から3位を走った19歳は「きょうは一番大変だった。粘りました。すごく粘りました」と雨中での18ホールに胸を張った。ラフからチップインさせた6番(パー5)を含めて3バーディを奪い、2ボギーに抑えて「70」でホールアウト。「これまでの2日間と同じ距離が残っても1番手長いクラブを持ったり、ラフからグリーンに届かせられなかったり。でもその中でも(パーを)拾えた」と充実感を口にした。

2019年「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制した金谷拓実以来、史上5人目のアマチュア選手によるツアー制覇の夢。倉本昌弘、石川、松山英樹とも肩を並べるチャンスが手の届くところにある。

5月の「ダイヤモンドカップ」では首位スタートを切るなど、堂々のプレーぶりが光る。「自分のゴルフをして優勝できたら」と臆する様子もない。4年前、石川のジュニア大会の最初のラウンドが行われたのはここ、富士桜だった。(山梨県河口湖町/桂川洋一)

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