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隔離期間の特例出場に「感謝」 石川遼は男子ツアー1カ月半の“夏休み”に

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 最終日(4日)◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7236yd(パー71)

異例の出場トーナメントで周囲へのありがたみが身に染みた。2週前の「全米オープン」に出場し、帰国後の隔離期間中にスポーツ庁の特例措置で出場した石川遼は4日間を終えて「携わっていただいた方、サポートしてくださった方、警備についていただいた方は本当に大変だったと思う。感謝しかない」と述べた。

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感染拡大防止のため期間中はコース内に常設されているロッジに宿泊し、他人との接触は禁止。事前に日本プロゴルフ協会(PGA)が作成、省庁に提案した隔離措置に従い、専用の導線のほか、ドライビングレンジの一画にはロープで仕切られ一緒に出場した星野陸也との“専用打席”が用意された。「覚悟していたよりも不便や不自由は感じることはなかった。ゴルフ場の方、他の選手たちも戦いにくかったかもしれないので感謝したいと思います」

3位で進出した3日目に「74」をたたいて優勝争いから脱落した。最終日は4バーディ、4ボギーの「71」。通算4アンダーの19位で終えた。「全米オープン」から投入した48インチ近い1Wは「継続して使っていきたい。良いスイングプレーンで振れれば良い球が出る。長いドライバーで精度が上がれば他のクラブが楽になるフィーリングもある」という。今大会で安定した3Wでのティショットに手応えがあり「しっかりしたドローが打てていなかったが、飛距離も伸びてきた」というのは長尺1Wを使う恩恵だという。

国内男子ツアーは今後6週にわたって試合がなく、次戦は8月19日(木)開幕の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」(北海道・ザ・ノースカントリーGC)となる。「課題を感じた半年間だった。充実していたし、メジャーに行って飛距離やラフからの技術、ドライバーの精度を肌で感じることができた。これからの半年、来年以降の自分がステップアップできるように1カ月半を過ごせればと思う」と早々に“夏休み”の宿題に取り組むつもりだ。

なお、大会は終わったが石川の隔離期間は終わらない。次週は日本プロゴルフ協会(PGA)のスタッフが同行のもと申請した場所で待機し、帰国後14日後に再度PCR検査を受ける。(栃木県日光市/桂川洋一)

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