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5年シード、WGC…アマチュア杉原大河に広がるビッグチャンス

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 初日(3日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

“ツアープロ日本一決定戦”の看板を掲げる舞台へ、3選手がアマチュアとして初めてフィールドに名前を連ねた今大会。その一角、杉原大河(東北福祉大)が5バーディ、2ボギー「68」で首位と3打差の3アンダー6位につけ「プロの試合の雰囲気をだいぶ把握できるようになってきた。一日目から気持ちをコントロールできた」とうなずいた。

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「ツアーで一緒に回るのは初めて」という石川遼、大学の先輩で5月にツアー初優勝した片岡尚之との注目組でプレー。3週前の「ダイヤモンドカップ」で先輩プロたちを抑えて平均飛距離1位となった持ち味は健在。スタートの1番から1Wを果敢に振り抜いてグリーンに近づけ、右ラフから88ydを残した第2打も58度のウェッジで1.5mに絡めてバーディ発進した。

出だし4ホールで3バーディを重ね、後半はバーディとボギーが入り乱れながら耐えた。高難度のメジャーセッティングに対しては、昨年10月「日本オープン」でも5位に食い込んだ実績がある。「いやー、特に後半とか、できれば回りたくないです」と笑いながら「でも、苦手ではないので。むしろタフなコースセッティングの方が、マネジメント的に無理せずパーを狙っていこうと自分の中で割り切れるところがある。それが結果につながっているのかな」と続く言葉が頼もしい。

アマチュアにとって「日本オープン」に限られていた国内メジャーのチャンスは、付随する特典もビッグ。今週なら優勝者に与えられる5年の長期シード、8月「WGCフェデックス セントジュード招待」(テネシー州TPCサウスウィンド)の切符は、アマVでも適用される(5年シードはプロ転向を選択した場合のみ、WGC出場はアマのままでも可能)。

「日本オープンがきっかけになって、(優勝まで)行けるというよりは、プロの大会でもできるだけ上位に行きたい思いが強くなった。出場させてもらえることに感謝しながら、結果で恩返しできれば」。2年前には下部ツアーでタイトルを掲げたホープ。快挙への挑戦は上々のスタートを切った。(茨城県笠間市/亀山泰宏)

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2021年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills



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