石川遼は一週間で2枚目のメジャー切符なるか “最後”の全英争奪戦
2021年 ~全英への道~ミズノオープン
期間:05/27〜05/30 場所:JFE瀬戸内海GC(岡山)
増えてきた上位争いと狙い通りの全米切符 石川遼「油断しちゃいけない」
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前(26日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7349yd(パー72)
24日(月)に36ホールの予選を突破して「全米オープン」(6月17日~/カリフォルニア州トーリーパインズGC)出場を決めた石川遼は、25日を岡山への移動と休息に充てた。
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2021年初戦となった4月「東建ホームメイトカップ」から次週「日本ツアー選手権」まで8連戦となる国内男子ツアー。当初はオープンウィークを挟むスケジュールも視野に入れていたが、「全米オープンに行きたい気持ちがあった。試合を通してしか得られないゲームのコントロール、成長できない部分をギリギリまで勉強して最終予選に生かせればと思っていた」。6連戦を経て狙い通りに大舞台への挑戦権をつかんだ。
過去3戦は上位争いのチャンスも増え、「いままでのプロ生活の中でも一番いい状態でやれているというのはある」とうなずくフィジカルに、フィーリングがマッチしてきた感も出てきた。それでも、スイング面にはシビアな目を向ける。
前週最終日は出だし1番の2打目で右の林から直ドラで大きくスライスをかけ、グリーン近くへ運ぶ妙技を披露。状況に応じたプレー選択でスコアメークに徹する一方、理想のスイング追求に妥協は許さない。「上位でやれているときも、スイングに関して油断しちゃいけない。自分のゴルフを長い目で見られるかどうかが必要なこと。自分に対して甘くならないように」と言った。
上位2人には7月「全英オープン」(イングランド・ロイヤルセントジョージズGC)出場権が与えられる一戦。足元を見つめた積み重ねが、一週間で2枚目となるメジャー切符獲得のチャンスを広げていく。(岡山県笠岡市/亀山泰宏)