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ディナーは吉野家 コロナ禍で谷口徹に残されたもの

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 2日目(23日)◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース(兵庫県)◇7103yd(パー71)

初日を5アンダー3位で終えた谷口徹は、2日目も6バーディ、1ボギーで2日続けての5アンダー「66」とし、通算10アンダーの好位置で週末へ。有馬ロイヤルの起伏も歩き慣れ、「昨日よりはだいぶ楽でした」と余裕をみせた。

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折り返した10番(パー5)でガードバンカーから50cmにピタリと寄せてバーディとし、迎えた11番。同組の秋吉翔太がティショットをかっ飛ばしたが、谷口はその30ydほど後ろから7Iで手前80cmにピタリとつけてバーディ奪取。2打目を寄せきれずにパーとした秋吉を「僕だったらバーディなんですけどね」とネタにして笑わせた。

もう一人の同組選手は、同志社大の後輩でアマチュアの田中伸乃輔。2日間を通算5オーバーで予選落ちとなったが「良いショットもあるけど、まだまだな部分もある。トータル70点くらいをコンスタントに打てるようにならないと、30点、40点がときどきあったら良いスコアにつながらない。これからじゃないですか」と見守った。

4日間の試合はこれでようやく折り返し。優勝スコアは20アンダー近くになると予想するが、「自分がやっていることをちゃんとやっていったら、それなりに良いスコアが出る」と2018年以来のツアー21勝目も視野に入れる。

今週は有馬近郊の会員制宿泊施設を拠点としながら、新型コロナウイルス感染予防のために節制生活を送っている。「ご飯も人が多い神戸市内には行かないし、宿も人がどれくらいいるか分からないから…」と大浴場には入らずに、食事は吉野家、ココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋)といったチェーン店で、トレーナーと2人でさらりと済ます日々。

「最近、ご飯はどうでもよくなってきました。楽しみがどんどんなくなっていく…」とぼやいた谷口。「でも、こうやって試合があるだけいいやって思います」と、残された数少ない楽しみを追い求める。(神戸市北区/今岡涼太)

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