感涙の宮里藍「プロとして、兄として尊敬します」
ゴルフきょうは何の日<12月8日>
2013年 宮里優作が劇的チップインで悲願のツアー初優勝
節目となる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の第50回大会。単独首位から最終日を出た宮里優作が悲願の初優勝を飾った。アンダーパーがわずか5人という難コンディションのなか、「71」でプレー、通算13アンダーで逃げ切った。
3打差リードをキープしたまま単独首位で迎えた最終18番。ダブルボギーでも優勝が決まる場面で、ティショットをグリーン左奥のラフにこぼし、2打目はグリーンをオーバーさせ反対側のラフへ。不穏な空気が漂う中で放たれた残り6ydの第3打目は大きな弧を描いてピン上1mに着弾し、カップへと吸い込まれた。
<< 下に続く >>
劇的なチップイン締めに宮里は力強くガッツポーズ。そのまま膝から崩れ落ちて涙を流した。「あれが、腰が抜けるという感じなんでしょう。足がもう一歩も出なかった」グリーン横から見守っていた妹の宮里藍も「あれだけの重圧がかかる中で、ボギーでも、ダボでもいいと思っていたけれど…カッコよかった」と両手で顔を覆い、むせび泣いて喜んだ。
アマチュア時代は日本学生3連覇を遂げるなど活躍を見せ、鳴り物入りでプロの世界へと飛び込んだが、プロ1勝目を手にするまで11年という年月を経た。「焦りは無かった。勝つために何が自分に必要かずっと考えていた。11年かかったけれど、長いと言えば長い。けれど、短いと言えば短かった。毎年、あっという間に1年が終わってしまうから」
翌14年の「東建ホームメイトカップ」で2勝目を飾り、当時選手会長を務めていた17年には年間4勝を飾って賞金王を戴冠した。
あなたにおすすめ
特集SPECIAL
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!