「サンドセーブ率」90位→1位 土壇場に強い伏兵
2020年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜CC(山梨)
「平均飛距離」315yd チャン・キムに迫る和製大砲/男子ツアー再開
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
男子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大により中断していたシーズンを「フジサンケイクラシック」で再開する。1月の「SMBCシンガポールオープン」以来の試合で、2年にまたがるシーズンの国内開催初戦。昨季の主要スタッツを振り返ってみた。
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パワフルなドライバーショットこそ男子ツアーの華。日本参戦初年度のブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)がツアー史上初めて「平均飛距離(ドライビングディスタンス)」300ydの大台を突破したのは2001年のことだった。
時代は流れ、ギアの進化、トレーニング理論やスイング理論の深まりとともに選手の飛距離も右肩上がり。昨季はケガから復活したチャン・キムが自らの持つ歴代最高記録を塗り替える315.83ydをマークし、2年ぶり3度目の1位に輝いた。
17年に出場した「全米オープン」と「全英オープン」でも同部門上位に食い込み、世界基準の飛距離を証明した。体さえ万全なら、賞金王争いをリードしてもおかしくない選手。飛ばし屋ナンバーワンの座も揺るぎないと目されてきたが、待ったをかける和製大砲候補が現れた。
ツアーの日本人選手としては歴代1位の315.3ydを記録した幡地隆寛。渋野日向子の母校として一気に有名になった岡山・作陽高から東北福祉大を経てプロになった27歳は、キムと同じ身長188㎝の大型プレーヤー。持ち前の豪打を発揮し、かつて俳優の要潤さんに似ていると言われたマスクと名前を売っていきたい。
<2019年ドライビングディスタンス上位>
1/315.83yd/チャン・キム
2/315.3yd/幡地隆寛
3/309.42yd/リチャード・ジョン
4/305.72yd/キム・ソンヒョン
5/303.52yd/池村寛世