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「上より下の充実」とは? 比嘉一貴のクラブセッティング/男子ツアー再開

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

男子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大により中断していたシーズンを「フジサンケイクラシック」で再開する。1月の「SMBCシンガポールオープン」以来の試合で、2年にまたがるシーズンの国内開催初戦。有力選手のクラブセッティングを紐解いた。

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シード選手として迎えた1年目の昨季、「RIZAP KBCオーガスタ」でいきなり初優勝。比嘉一貴は賞金ランキング14位、日本勢では7番目の成績で昨季を終えたが、「“もっとできた”という気持ちもある。シーズン終わったときは悔しい気持ちのほうが多かったんです」という。名門・東北福祉大ゴルフ部出身。アジアの下部ツアーでも腕を磨いた25歳は158㎝の身体に強い意志を宿す。

基本のクラブセッティングで特徴的なのが、3Wが“レギュラー”でないこと。キャディバッグの中で1Wの次に長い5Wでティアップ時に250ydのキャリーを出す。「3Wを入れる時もティショット用がメインで、使う機会が少ない。僕の球の高さでは、結局はグリーンで止まらないと意味がない」と戦略への冷静さをうかがわせる。モデルは好感触のある9月発売の新製品「ツアーB X-F」を含めた選択作業が進行中だ。

「上の充実より下の充実」とショートゲームを重視する姿勢は、PWを含めたウェッジ4本(他に51度、55度、59度)体制に表れている。「高校生か大学生の頃からか…。他の人の組み合わせは興味がなくてあまり見てこなかったんですけど(笑)、当時から周りに聞かれることは多かった」という古くからの流れ。また、アプローチのフィーリングから、ボールも再開に備えて「ツアーB X」から、ソフトな「XS」へのスイッチも思案している。

自粛中はトレーニングでこれまでの下半身中心のメニューに加え、上半身の強化にも取り組み、「全体的にパワーアップしてきた」自負がある。「試合がなくても、ゴルフができれば僕は楽しい。でもやっぱり試合をしたい」と待ち焦がれたシーズン再開のとき。「今シーズンは複数回優勝をしたい。とくに去年は賞金が高額になる後半戦にバテてしまった。月曜日(移動日)の過ごし方も大事で、トップ選手はちゃんと休む。自分は気合の入れ方を間違えました。大会に整えて勝ち星を増やしたい」。さらなる飛躍への期待を言葉に込めた。

ドライバー:ブリヂストン ツアーB XD-3(ロフト9.5度)
シャフト:藤倉ゴム工業 スピーダーTR2(重さ60g台、硬さX、45.25インチ)
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-F(5番18度)
ユーティリティ:ブリヂストン ツアーB XD-H(3番21度、4番24度)
アイアン:ブリヂストン ツアーB X-CB(5番―PW)
ウェッジ:ブリヂストン ツアーB XW-B(51度、55度、59度)
パター:オデッセイ LUCKY777
ボール:ブリヂストン ツアーB XS

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発売日:2018/09/14 参考価格: 77,760円
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発売日:2020/02/21 オープンプライス

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