石川遼はウェッジ4本体制に収穫と課題 全米プロへ「焦点絞って」
2020年 ゴルフパートナー エキシビショントーナメント(非公式)
期間:07/09〜07/10 場所:取手国際GC(茨城)
PCR検査、入国制限…男子ツアー公式戦再開の道筋は
◇国内男子◇ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 最終日(10日)◇取手国際GC(茨城県)◇6766yd(パー70)
賞金ランキング加算対象外の非公式大会ながら今季初めて国内で試合を行った日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、大会運営について選手にアンケートをとったという。競技担当の田島創志理事は「満足感があるというフィードバックが多かった」と胸をなでおろした。
<< 下に続く >>
無観客かつインターネット中継というだけでなく、感染リスクを最小限に抑える観点からキャディなしのセルフプレーにトライ。クラブハウスの利用は直前にPCR検査を受けて陰性だった274人に限った。
JGTOサイドが「一番厳しい制限を設けたテストケース」と位置づける中で、やはり肝になっているのはPCR検査。今回はPCR検査のみで抗体検査は行わず、選手が費用を自己負担することはなかったが、今後の日程が定まったときに再び検査を実施していくとなれば、検討を求められる可能性はある。
ウイルスとの闘いは日本のみならず世界中で依然として出口が見えない状況だが、賞金ランキング加算対象となるツアー競技の再開を目指す上で、入国制限が高いハードルになることは変わらない。今季の賞金シード選手65人のうち31人を外国籍が占めている。
大会を終えて石川遼は「日本人選手だけで公式戦を行うというのは、個人的には厳しいのかなと思う。そういう考えの選手が多いですし、公式戦となると賞金ランキングも加算されるので、そうなると、かなり有利不利が出てしまう」とあらためて強調した。
その上で「どういったレベルをクリアしたときに(公式戦の)第一歩を踏み出していく、というのは選手会、JGTO、主催者の方との話し合いだと思う。(外国籍選手との有利不利を)最小限に抑えていけるように努力してやっていきたい」とも話した。次戦は最短で9月3日開幕の「フジサンケイクラシック」(山梨・富士桜CC)。ツアーの難しい舵取りは続く。(茨城県つくばみらい市/亀山泰宏)