石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
男子ゴルフ人気が完全復活!
第72回「日本オープンゴルフ選手権競技」は、谷口徹が5アンダーで優勝。3年ぶり2度目の栄冠を掴み幕を閉じた。最終18番ホールは多くのギャラリーが取り囲んだが、今回史上2番目のギャラリー数を記録した。
過去最高は1996年の第61回大会で、会場は大阪府の茨木カンツリー倶楽部。最終日に19,874人を動員し4日間合計では40,278人。当時は尾崎将司の全盛期で、男子ゴルフ人気の最盛期だった。
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その後はギャラリー数の減少傾向が続き、2002年下関ゴルフ倶楽部での大会には4日間合計で10,746人しか集まらなかった。開催地の交通状況や天候なども影響するが、その後は序々に増員傾向となり、昨年は20,947人。そして今年34,039人と大幅に増員することとなった。
今年、ギャラリーが増えた大きな要因は、16歳のアマチュア石川遼の出場とも言える。練習日に入場できるようになったのは2001年から(2005年の廣野ゴルフ倶楽部大会を除く)。多くて200人程度だった練習日のギャラリーが今年は1,012人。そして予選2日間で11,093人、これは過去最高の96年大会を3,000人も上回る数字だ。
しかし、石川効果だけではないのが決勝ラウンドの2日間だ。3日目が9,953人、最終日は11,981人。昨年を5,000人以上上回る人数が会場に訪れたのだ。最終日に駆けつけたギャラリーを魅了したのは、優勝した谷口、そして片山晋呉や深堀圭一郎といった歴代優勝者の優勝争い。緊張感や躍動感溢れる選手のプレーを間近に見ることで、その迫力が伝わってくる。10代のアマチュア選手の台頭という良いきっかけで、本格的に男子ゴルフツアーの人気が回復している。
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