金谷拓実が“凱旋”帰国 「全英」出場決定もプロ転向は未定
しぶこに会えずガッカリ “黄金世代”金谷拓実の郷土愛
11月の国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」で史上4人目(1973年のツアー制施行後)のアマチュア優勝を果たした金谷拓実(東北福祉大3年)は18日、都内で行われた日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)による「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」の表彰式に出席した。女子プロの渋野日向子、古江彩佳とともに特別賞を受賞した。
世界アマチュアランキング1位、プロ転向の行方が注目される21歳だが、同学年の女子選手たちはすでに“黄金世代”としてツアーを席巻している。新人賞を手にした河本結は同じ中四国地方の出身。ジュニア時代から知った仲で、久々の再会に「なんか、“お姉さん”になっていました」と妙に感心した。
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一方で新人賞&特別賞をダブル受賞した渋野が、式を欠席したことに思わずガッカリ。「(昔から)話したことがなかった。プロになって活躍していたので、会うのを楽しみにしていたんですけど…。写真を撮ってもらおうと思っていたのに」と今を時めくヒロインに肩透かしを食い、苦笑いした。
3位フィニッシュを決めた「エミレーツ・オーストラリアオープン」を2019年の最終戦とし、つかの間のオフに入った。広島に帰郷することも楽しみのひとつ。「広島に帰ったときは魂が抜けています。早くお好み焼きを食べたい。でも最近、(寮生活を送る)仙台でついに広島焼きのお店を見つけたんです。週に1回は食べに行っている。大阪風のお好み焼き? いや、やっぱり広島風のほうが良い!」と、郷土愛を熱っぽく語った。
現段階で2020年に出場を表明しているのは、オーストラリアで出場権を勝ち取った7月の「全英オープン」だけ。「男子の黄金世代として頑張りたい。(女子の同世代は)プロになってからテレビで見ていた選手ばかり。活躍している姿が刺激になる」。負けてはいられない。(編集部・桂川洋一)