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シーズン初の予選落ちを回避 今平周吾はカットライン上で決勝へ

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(29日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7335yd(パー72)

「雨が降らなければ、思うようなショットが打てると思います」。前日の言葉は本当だった。初日84位タイと出遅れた今平周吾は晴れ渡った空の下で4バーディ、1ボギーの「69」。通算1アンダーのカットライン上、48位タイで決勝ラウンドに進んだ。1月の開幕戦「SMBCシンガポールオープン」の棄権を除き、今季の国内ツアーすべてで予選通過となった。

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決勝ラウンド進出を逃せば、賞金王戴冠の可能性は次週「日本シリーズJTカップ」に持ち越されていた。穏やかな天候に恵まれたこの日は前半5番(パー5)までに3バーディ。「ショットはだいぶ戻ってきました。きのうよりはよかった」と安定し、後半は1バーディ、1ボギーで乗り切った。

3700万円以上の差をつけている賞金ランキング2位のショーン・ノリス(南アフリカ)、同3位のチャン・キム(米国)と2日間プレーをともにした。ライバルたちの視線は「いまのところは、そこまで意識していません」。とにかく「予選だけはいつも通りたいと。ちょっと今週は危なかった」と週末のプレー権を手にして安堵した。

各ラウンドのパット数は初日「33」、2日目「29」と決めきれていない。「結構ラインが読みづらいところがある。タッチが2日間とも合っていなかった。ショート気味になることが多かったので、あしたからしっかり打っていきたい」。トップとは9打差。単独23位以内でも、他選手の成績次第で2年連続のタイトルが転がり込む可能性がある。(高知県芸西村/桂川洋一)

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