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2連勝で逆転賞金王戴冠は19年前 石川遼は「熱い気持ちを」

◇国内男子◇カシオワールドオープン 事前(27日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7335yd(パー72)

今平周吾の2年連続賞金王を阻止する可能性があるのは、残り2試合で石川遼を含む6人に絞られた。かつ賞金ランキング2位のショーン・ノリス(南アフリカ)以外は、逆転には最低でも次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラブ)との2連勝が必要という厳しい条件。同5位の石川は泰然とホスト大会に臨む。

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調子を崩した秋を経て、石川は冬の入り口に復調を期待している。前週の「ダンロップフェニックス」最終日は、開始2ホール目で雷雲接近のため中断、競技中止となった。幻に終わった第4ラウンドは「(出だしホールの)ティショットからセカンド、パット、次のホールのティショットも良かった。“4打数4安打”(笑)」。そのわずか4打の感触と、今大会開幕前日までの調整から「少し良くなっている感じがあって、ちょっと、ひそかに。あしたが楽しみだという感じがあります」と控えめに言った。

この日はドライバーに新しいシャフト、グラファイトデザイン ツアーAD XC プロトタイプを装着してプロアマ戦に参加した。18ホールを回り「きょうで半歩くらい前進できた感じがある」。過去3回の2位という好相性のコースに向かう準備はできている。

大会を主催するカシオ計算機と所属契約を結んで7年目になる。賞金王の称号はさておき、高知での優勝は石川にとって悲願だ。当地に来れば、昨年6月に亡くなった同社の樫尾和雄・前会長兼最高経営責任者(享年89)の強い言葉がいっそう身に染みる。「やっぱり勝てるゴルフをしたいという思いは強い。樫尾前会長も常に、革命者というか、そういった考えをお持ちだった。熱い気持ちをこのトーナメントに来ると思い出す」

シーズンの終盤2試合を2連勝で締めくくり、賞金王となったのは2000年の片山晋呉が最後(2006年に連勝したジーブ・ミルカ・シンは賞金ランク3位)。「日本シリーズJTカップ」優勝で佐藤信人を抜いて賞金ランク2位に浮上、最終戦の「ファンケルオープンin沖縄」も制して約800万円差でトップにいた谷口徹を抜き去った。当時、片山は「奇跡のような逆転劇」と表現した。その物語も、今週勝たなければ始まらない。(高知県芸西村/桂川洋一)

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