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敗れたノリスは金谷拓実を称賛 今平周吾には賞金レースで宣戦布告

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終目(17日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262 yd(パー70)

壮絶なマッチレースの末に敗れたショーン・ノリス(南アフリカ)は、アマチュアの金谷拓実(東北福祉大3年)を称賛した。「自分の4日間に対しては、怒ることも、悔やむこともない。彼が自分よりいいゴルフをした結果が、今日のこの結果。おめでとうと言いたい」と祝福した。

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ともに最終組で回り、前半で一度は逆転。ティエリアが前に出て1オン可能となっていた後半15番(パー4)では1Wでグリーン右の林に突っ込むも、強烈な打ち上げのアプローチをしっかり寄せてバーディ。16番でも金谷が10mのバーディパットを沈めた直後、ほぼ同じラインからロングパットをねじ込み、拳を振り上げた。

17番(パー3)のボギーで並ばれ、18番(パー5)はフェアウェイからの2打目を奥にこぼし、パターできっちり寄せてバーディ。それでも金谷にイーグルを決められ万事休す。6バーディ、1ボギーの「65」を出しながら1打及ばず「カナヤさんのプレーは素晴らしかった。彼にも何回かミスショットが見られたが、いつでもカムバックして焦らずプレーをしていた。それで最後は、あの素晴らしいイーグル。何も文句は言えない一日だった」と潔かった。

アマチュアの金谷が優勝したことで、2位の通常の賞金2000万円ではなく4000万円を獲得した。「うれしいボーナス。ただ、選手はみんな勝ちたいと思って戦っている。自分でも十分なプレーができたと思ったが、結果的には十分ではなかった。来週からも戦いが続くので、そこでリベンジしていきたい」と控えめに喜びつつ、賞金ランキング2位(1億1997万56円)に浮上した。トップの今平周吾に約720万円差まで迫ったことを問われると言葉は一気に熱を帯びた。

「昨シーズンの今ごろも同じポジションにいた。今言えることは、一つだけ。『今平選手、今年はあなたを捉える。二番でいるのはここまでだ』」。2年連続賞金王阻止へ、メッセージを送った。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)

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2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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