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「66」で急浮上の金谷拓実 2週前は“初体験”のメンバー落ち

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(15日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

アマチュアの金谷拓実(東北福祉大3年)がこの日のベストスコアにあと1つに迫る「66」をマークした。調子の波が低迷する状態が続くなか、3オーバーの51位タイから一気に挽回。6バーディを決めたあと、16番にダブルボギーをたたいても、通算1アンダー16位タイまで順位を上げた。

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前日より風が穏やかなコンディションで、金谷はアウトを回った前半のうちにバーディを5つ奪った。7番(パー3)ではグリーン右奥のバンカーからチップインさせてガッツポーズを見せるなど、ショートゲームがスコアメークに貢献。上位もガマンのプレーを求められる予選2日間を終え、首位とは5打差にいる。

「きのうは風が強いなかでアイアンショットの縦の距離感が合わせられなかった。きょうは良い球を打てたと思います」。予選落ちした前年大会のリベンジにもひとまず成功したが、表情がどうも浮かない。10月に「アジアパシフィックアマチュア選手権」でプレーオフの末に敗れてから調子が上がらない秋を過ごしている。

ついには2週前、大学タイトルの「信夫杯争奪日本大学対抗戦」では団体戦のメンバーから漏れた。大会は1チーム6人のエントリー選手から各ラウンドで5人がプレーし、上位4人のトータルスコアで争われる(1日18ホール、計36ホールのストロークプレー)。金谷は初日、チームワーストの「74」をたたき、2日目は出場選手に選ばれなかった。「大学に入ってから初めてでした」。チームは2連覇を達成したが、心境は複雑といえた。

同大学の阿部靖彦監督は「金谷のほかにも頑張っている選手はたくさんいる。ウチはメンバーを“名前”で選ぶことはしない。松山英樹にもそういうことがあった」と頑として言う。「自分でも“奢り”があったのかなって…」と金谷。目下の世界アマチュアランキング1位選手も、苦労をしっかり重ねている。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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