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FWキープ率35% 石川遼は“刻む”ティショットに四苦八苦

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 初日(26日)◇東広野ゴルフ倶楽部(兵庫)◇7058yd(パー71)

2週ぶりの出場となった石川遼は3バーディ、4ボギーの「72」で回り、1オーバーの73位タイと出遅れた。ドッグレッグや1Wのランディングエリアが狭いホールが多いコースで、 “刻む”ティショットに苦労。首位には7打差をつけられ、2日目は予選カットライン(60位タイまで)を見上げて巻き返しを図る。

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上位陣が続々とアンダーパーをマークするなか、石川は前半7ホールで3オーバーまで落ち込んだ。出だし10番からつまずき、アイアンでの第1打を左のラフに曲げた16番で3つ目のボギー。「17番くらいからやっと」とエンジンがかかり始めたが、取り返したストロークは2つ。後半アウトではフェアウェイからウェッジでピン右奥2.5mにつけた2番、終盤のパー3である7番でバーディを決めた。

1Wを握れたのは6ホールだけ。「全体的に調子が悪くないのに、刻むホールで思い切りがない。『本当にこれでいいのか?』と言う感じでやっている。1Wを使えないホール(パー4)は『どう攻めたらいいのか?』と苦しかった」。ティエリアで頭をよぎる雑念がリズムを崩す。フェアウェイキープ率はわずか35.71%で全体118位タイだった。「いかに(普段)、考えていないかを露呈した。ドライバーは思い切って打てるのに。プレーしていて自分を消している感じ。ドライバーを打つホールと、パー3以外は“拠りどころ”がない」とトリッキーなつくりに対応できなかった。

同じ組でプレーした前年度賞金王の今平周吾は6アンダー首位、現在のアジアンツアー賞金トップ(日本ツアー3位)のジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)は5アンダー4位と、それぞれ好スタートを切った。目下、日本ツアーの賞金リーダーは「きょうはまったく自分のゴルフができなかった。“相撲ならわかる”けど、ゴルフなのに…。自分のゴルフをやれっていう感じです。誰も邪魔する人がいないのに」と猛省した。

初めて東広野ゴルフ倶楽部をプレーしたのは13年前、中学3年で初めて「日本アマチュア選手権」に出場した2006年だった。初日に「81」をたたいて、91位という結果が残っている。プロ転向後にツアーで2回プレー。当時とは持つクラブももちろん違うが、古い苦手意識をなかなか払拭できないでいる。1Wを打ちたくてウズウズする気持ちを抑えながら、暗闇の練習場でロングアイアンを振り込んでいた。(兵庫県三木市/桂川洋一)

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