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勇気を持って誕生日ウィークに休養 28歳になった石川遼がリスタート

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前情報(25日)◇東広野ゴルフ倶楽部(兵庫)◇7058yd(パー71)

石川遼は前週、韓国で行われた「シンハン ドンヘ オープン」の出場を見送った。8月後半「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」からの4連戦を終えて小休止。17日(火)に28歳の誕生日を迎え、賞金ランキング1位のまま残りシーズンに向けて再始動する。

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トレーニング中心の1週間を石川は「あっという間でしたね」と振り返った。腰痛からの復帰を目指した春先の鍛錬を継続。2週ぶりの試合となる今大会に向けては、週明けに会場で練習ラウンドを行い、開幕前日のプロアマ戦でコースチェックを終えた。

トップを走る賞金レースは前週の欠場で、2位の浅地洋佑に1171万円差に詰められた。以下、後続との金額も縮まった。目先の数字が気にならないはずもなく、実際には「休むことに抵抗はあった」というが、勇気を持ってバースデーウィークの休養を選択。「昔から“休む”ことに対してイヤな気持ちもあって、アメリカでも試合に出続けて、日本でも10試合以上連続で出たこともある。でも、今と昔とでは下す判断が違うと思った」

今大会から最終戦までは、まだ10試合ある。後半戦は高額賞金がかかる試合がそろう。夏場までの2勝によって“得られた”つかの間のオフを有効活用。「優勝争いもして、頭も疲れていた。回転も鈍くなる。1試合離れるだけで全然違う。複雑な気持ちや葛藤もあるけれど、ベストなスケジュールだと思う」とリスタートの態勢を整えた。

東広野ゴルフ倶楽部でのプレーは7年前の2012年大会(36位)以来。さかのぼることさらに4年、プロ1年目の2008年「三菱ダイヤモンドカップ」ではパー3以外でほぼ1Wを握り、あえなく予選落ち。ドッグレッグや、フェアウェイ中央部分がラフになるホールが多く、今大会は3Wやロングアイアンでのティショットが多くなりそうだ。

18ホールで7058ydは長いコースではない。「今年で一番(刻むホールが)多いと思います。250から270ydくらいのエリアが広く、それ以上飛ばすと狭くなったり、フェアウェイがなくなる。130ydから140ydのアイアンショットの勝負」。リフレッシュした頭でコースに柔軟に対応したい。(兵庫県三木市/桂川洋一)

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