石川遼に2罰打 マーク戻し忘れ「だいぶショック」
2019年 フジサンケイクラシック
期間:09/05〜09/08 場所:富士桜カントリー倶楽部(山梨)
石川遼は3年ぶりの富士桜に「本当に楽しみにしていた試合」
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前(4日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)
2009、10年大会覇者の石川遼が富士桜に3年ぶりに戻ってきた。17年は米ツアーに参戦、18年は熱中症の影響で欠場した。2位で終えた16年大会以来の出場に「コース自体は馴染みがあって思い入れもあります。本当に楽しみにしていた試合」と気持ちを高めた。
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この日はプロアマ戦をプレー。「ぼくも何割くらい気づけているか分からないくらい、たくさんのポイントが変わっている。いずれにしてもプレーしていて面白い」と毎年マイナーチェンジを繰り返すコースを入念にチェックした。例年以上に長く設定されたラフに関して「(以前の)倍くらい長く感じます。0.5打以上のペナルティになるんじゃないですかね」と警戒した。
前週「RIZAP KBCオーガスタ」(13位)では、最終日最終18番のグリーン上で、ずらしたマークを戻し忘れ、ゴルフ規則「誤所からのプレー」により2罰打を科された。話題になると「せっかくいま忘れていたのに」と周囲を笑わせながら、「だいぶ落ち込んだし、悔やんでも悔やみきれない部分もある。いまはまだ苦い経験ですけど、(今後)ウィニングパットでマークをずらすことがあったら、その時忘れなければ、先週のおかげかなと思う」と表情明るく話した。
あす初日は、前週初優勝を果たした比嘉一貴と同組になった。「先週の勝ち方を見ていると物怖じしないところを見せつけたと思います。性格もすごくいいし、自分を持っている。優勝争いをしていて嫌だなと思わせる選手ですね。ぼくの中ではようやく出てきてくれた選手で、これからが楽しみ。5勝、10勝と積み重ねていってもらいたい」と惜しみないエールを送った。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)