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『HOT LIST JAPAN 2013』クラブ開発の背景に迫る!Vol.5(テーラーメイド編)

最新と革新を取り入れたクラブで、決してゴルファーを飽きさせない

テーラーメイドは日本市場向けのブランド「グローレ」があるが、その中の2つのクラブが今年の『HOT LIST』でメダルを受賞している。そのひとつがグローレ リザーブ。直進性の強さが高く評価されたドライバーだ。

「いろんなルール規制があるゴルフクラブのなかで、唯一、限界まで達していないのがフェース部分です。フェースはクラブヘッドでいちばん重くなる場所なので、いかにして軽く、大きく、強度を持たせるかがポイントです。テーラーメイドでは10年の歳月を要して、グローレ リザーブは採用されている70層もの極薄グラファイト素材を重ね合わせたフェースを開発しました。開発段階での苦労はいろいろありましたが、そのぶんいいクラブができたと自負しています。

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グローレリザーブは、従来よりもフェース面積を30%大きくしつつ45%の軽量化を実現し、安定した球筋を打ち出せるスイートエリアは55%も大きくなっています。そのおかげで長尺シャフトでもミート率が落ちず、ヘッドスピードを上げて安定して飛ばすことができます。さらにヘッドの直進性が高いのも大きな長所です。フェース表面のウレタンカバーのおかげで、無駄なサイドスピンを極限まで減らして、縦のスピンのみで飛ばせるようになっています。『HOT LIST』でこれらの点を高く評価していただいたのは、とても嬉しいですね」

もうひとつの日本仕様のモデルが、グローレ フォージド アイアン。こちらは日本人ゴルファーの好みの徹底的に反映して開発されたクラブだ。

「軟鉄鍛造でトラディショナルな形状。それでいてやさしく打てるアイアンとして開発したモデルです。特にこだわったのがソールのタングステンです。従来のモデルではタングステンは部分的に使われる程度でしたが、グローレ フォージドではソール全体がタングステンになっています。かなりの低重心設計になっているので、球の高さでグリーンに止められるのが長所ですね。男子プロほどパワーがない女子プロには人気のモデルで、男性のアベレージゴルファーにも最適です。タングステンを贅沢に使っているので価格帯はプレミアムですが、デザインも含めてグローレらしいワンクラス上のモデルとして完成させることができました」

グローレ フォージドは、バックフェース部分も電気鋳造という技術で細かいデザインに仕上げられていて、ゴルファーが手にしたときに所有感が沸くモデルとして作られている。グローレにおいての高級感だけでなく、ワールドワイドのモデルでもそれは同様だ。テーラーメイドのクラブの作り方や売り方は、他メーカーよりも一枚上手で、それが実際に多くのゴルファーの心をとらえている。

「クラブを買い換えても、自分から言わないと周りのゴルファーから分かってもらえないのでは、つまらないですよね。手にしたときに性能でも見た目でもワクワクするようなクラブ、ゴルファーを飽きさせないクラブをこれからも作っていきたいと考えています」

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