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『HOT LIST JAPAN 2013』クラブ開発の背景に迫る!Vol.5(テーラーメイド編)

「ヘッド性能を引き出すために、もっとカチャカチャしてほしい」

R1ドライバーは、クラウンに施されたグラフィックも大きな特徴になっているが、これは単なる飾りのデザインではなく、ちゃんとした意味を持っている。

「ヘッドの三角形のグラフィックは、構えたときに矢印のように見えて、ターゲットに対して正しいアライメントを取るためのガイトの役目を果たしています。フェースの向きをフェードヒッターなら左に、ドローヒッターなら右にというように、球を打ち出したい方向にあらかじめフェース向きを調整しておけば、コース上ではそのとおりに構えられます。練習場ではそれほど効果を感じないかも知れませんが、ティグラウンドに立ったときには、かなり役に立つはずのが実感できるはずです」

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R1ドライバーではロフトと同時にライ角が調整できるだけでなく、ソールのプレートによってフェースの向きを変え、交換式ウェイトによって球のつかまり具合を調整することもできる。まさに“フル・アジャスタビリティ”だ。しかし、果たして一般のアマチュアゴルファーが自分自身で、自分に合ったセッティングに調整できるのかどうかには疑問が残る。

「上級者のゴルファーはカチャカチャして調整していただいているようですが、アベレージゴルファーのなかには購入した当初のセッティングのままで使用している人が多くいます。私たちもそういった事実を認識していて、どうすれば最初に調整用のトルクレンチを手にしてもらえるかを課題のひとつにしています。

R1ドライバーでは購入時のロフト設定が10度になっていますが、よく見てもらえば分かるように10度とは記さずに、ただのラインになっています。これは、これまで9.5度や10.5度を使っていたゴルファーが、まずトルクレンチを手に取って、今までと同じロフトに調整するように仕向けた工夫なのです。また“フル・アジャスタビリティ”の調整方法を分かりやすく知ってもらうために、スマートフォン用の専用アプリも提供しています。R1ドライバーを購入したゴルファーには、もっとカチャカチャしていただいて、今よりもっと飛ばせるようになっていただきたいですね」

R1ドライバーは白いヘッドの三代目にして、初めて黒いヘッドのバージョン(日本では限定発売品)もリリースされることになった。その理由とは?

「クラブの性能は魅力的だけど、どうしてもテーラーメイドの白いヘッドには慣れないというゴルファーがこれまでにいらっしゃいました。ひとりでも多くのゴルファーにR1ドライバーの良さを知ってほしいとの思いで、今回は黒いヘッドのモデルの発売に至りました。性能や機能は白いヘッドとまったく同じですが、おかげさまで黒いヘッドにも大きな反響をいただいています。昔ながらの黒いヘッドのモデルをリリースしてこれだけ話題にしていただけるのは、テーラーメイド特有で面白いことですね(笑)」

飛ばせるフェアウェイウッドは、さらに飛ばしやすく、打ちやすく

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