より扱いやすく進化 テーラーメイド「ステルス2」シリーズ2月発売
テーラーメイドゴルフ(本社・東京都江東区)は11日、2023年の最新モデル「STEALTH 2」(ステルス2)シリーズのドライバーを2月17日に発売すると発表した。22年に発売した「ステルス」シリーズの後継となり、同シリーズのフェアウェイウッド、レスキューも同日発売する。
「ステルス2」最大の特徴は、同社のウッド史上初めてカーボン素材の容量が他素材を超えた点だ。21年モデル「SIM2」のソール後方部に搭載されていたアルミニウム製のリングは、カーボン製の「特殊強化カーボンコンポジットリング」に進化。ソールとクラウンを含めて、カーボンの割合を高めたヘッドが誕生した。
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前作「ステルス」で初採用された60層のカーボンツイストフェースは、新たにフェースセンター部分を厚くする積層方法を採用し、高初速エリアの拡大に成功。フェース重量は前作と比べて約2g軽くなり、ボール初速アップを実現したという。
ヘッドタイプは、直進性が進化したスタンダードの「ステルス2 ドライバー」、高弾道でつかまる「ステルス2 HD ドライバー」、15gのスライド式ウエートを搭載する低スピン仕様の「ステルス2 プラス ドライバー」の3種類。すべて前作に比べて慣性モーメント値を上げることで、寛容性を備えたモデルに仕上げた。
発表会に参加した塩見好輝は、「ステルスは弾き感が強かったが、今回(ステルス2)はくっつく感じが強い。球を強く押している感覚があり、打感がやわらかくなったように感じる」とフェース面の進化についてコメント。2022年に用具使用契約を同社と結んだ岡山絵里は、「(前作と比べて)構えやすさが増した。つかまりが良くなったので、やさしくなった」と好印象を口にした。
ヘッド体積はすべて460cc、ロフト角は9度と10.5度。長さは「ステルス2」と「ステルス2 プラス」が45.75インチ、「ステルス2 HD」は45.5インチ。標準シャフトは三菱ケミカルとの共同開発シャフトを採用し、「ステルス2」と「ステルス2 HD」は「TENSEI RED TM50(’22)」、「ステルス2 プラス」は「Diamana TM50('23)」を装着。税込価格は「ステルス2」と「ステルス2 HD」が9万3500円、カスタムシャフトは11万3300円。「ステルス2 プラス」が9万6800円、カスタムシャフトは11万6600円。問い合わせはテーラーメイドゴルフカスタマーサービスコール(0570-019-079)まで。