キャロウェイ初のネックドライバー『レガシーツアー』
キャロウェイゴルフは11月上旬、"ツアーモデルにもキャロウェイの打ちやすさ"を謳った『レガシーツアードライバー』(9万2400円~)を発売する。このモデルは、キャロウェイブランドとして初めてホーゼルを採用したオーソドックスな形状のツアードライバーという位置づけ。
今季終盤戦に突入するということもあり、『レガシーツアードライバー』をプロが試合で使用するかどうかは微妙。ただ、来季に向けて着実にプロのバッグに入りそうなポジティブな声が続々聞こえてくる。
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このモデルをテストしたブレンダン・ジョーンズ選手は、「ヘッドが小ぶり(440cm3)になって、オーソドックスな印象です。ネックが付いていてディープフェースになので、弾道が強い」と球の強さを語る一方、谷口拓也選手は、「ネックが付いているのでアイアンとの流れがいいですね」とセットとしてのバランスの良さを指摘する。
発表会では同社契約プロがそれぞれに試打した感想を寄せたが、総じて弾道の強さと構えやすさで一致した印象がある。ヘッド構造は、従来品から踏襲する「ハイパーボリックカップフェース」を採用。ケミカルミルド加工を施したα+βチタンフェースは、オフセンターヒット時でも安定したボール初速を生み出し、最適なバックスピンで力強い中弾道が打てるとのことだ。
また、アスリート好みのオーソドックスな形状を採用しながらも、フェース周辺の厚みを最小限に薄くし、31gのフリーウェイトをヘッドに再配分。440cm3とコンパクトにしながらも高慣性モーメントを実現しているのが、キャロウェイらしいモノ作りといえるだろう。
アスリートモデルということで、シャフトのラインアップも充実させている。純正の「スピードアモルファス」(60ツアーS/SR)を筆頭に、「USTマミヤ ATTAS6」(S)、「フジクラモトーレスピーダーVC6.0」(S)、「ディアマナ イリマ60」(S)という布陣。どれもアフターマーケットで注目されるモデルだけに、自分に合った1本を見つけたら、力強い武器になりそうだ。