溶接なしの新構造 テーラーメイド「SIM2」誕生
テーラーメイドゴルフ(本社・東京都江東区)は20日、新製品発表会をオンラインで行い、「SIM2」シリーズのドライバーを、2月19日に発売することを発表した。
「SIM2」最大の特徴は、パーツが全て溶接なしで接着された点。チタン製のカップフェース、カーボン製のソール&クラウン、アルミニウム製の「フォージド ミルド アルミニウム リング」と呼ばれるソール後方部(青いパーツ)の4体が、溶接を使わず接着剤のみで合体した新ヘッドとなっている。
通常、各パーツを溶接して貼り付ける工程を踏むが、その際に溶接バリという、部品上の残留物が発生し、不要な重量がかかってしまうケースが多い。「SIM2」シリーズでは、そのような余分な重量を生まず、自由な重心設計を構築。「イナーシャ ジェネレーター(ソール後方の突起)」の先にある四角いウエイトと、前方に位置した円ウエイトにより、高慣性モーメントを実現した。
モデルは3機種で、つかまりをコントロールできる「SIM2 ドライバー」、より慣性モーメントの高い「SIM2 MAX ドライバー」、ドローバイアスのかかったつかまりの良い「SIM2 MAX-D ドライバー」。すべて前作「SIM」シリーズより慣性モーメント値を上げつつ、スピン量を抑えたモデルに仕上がっているという。
ヘッド体積は「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM2 MAX-D」いずれも460cc。ロフト角は標準で9度、10.5度。純正シャフトは三菱ケミカル社と共同開発の「TENSEI」を使用し、硬さはS、SR、R。価格は7万6000円+税。問い合わせは、テーラーメイド カスタマーサービスコール 0570-019-079まで。
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