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同じ125位以内だけど…違う 「フェデックス」と「賞金」の差

いよいよレギュラーシーズンの最終盤にさしかかった米ツアーで、来季出場権の確定を狙う石川遼。必然的に、その記事には来季出場資格の要件となる『フェデックスカップランク125位』や『賞金ランク125位』が付いて回ることになる。意外と知られていない米ツアーの出場資格制度。フェデックスカップランクと賞金ランクの違いをまとめてみた。

日本ツアーが賞金ランクでいわゆる「シード」を決めていることもあり、米ツアーの仕組みを理解するにはまず、用語の整理が必要となる。「シード」が<優先出場権>を意味する言葉だとすると、米国男子ツアーでは出場資格として『フェデックスカップランク125位』が『賞金ランク125位』より上位に位置付けられている。

実態として、両ランクの上位者はほぼ同一でもあるが、それだけに敢えて「シード」を使うのであれば『フェデックスランク』に、一方の『賞金』は“準シード”とでも言うべき扱いだろう。どちらも125位以内に入れなければ、下部ツアーとの入れ替え戦(全4試合)に回ることになる。

両者の最大の違いは、レギュラーシーズンの残り2戦が終了した後の今季中に発生する。8月27日に開幕する「ザ・バークレイズ」から4戦のプレーオフシリーズは、『フェデックスカップ上位125位』のみが出場できる試合で、『賞金ランク上位125位』では出場できない。

プレーオフに進めば多くの可能性が開ける事実がある。年間王者には1000万ドル(約12億円)のビッグボーナス。さらに、プレーオフの最終戦進出者(1試合ごとの成績により上位125位→100位→70位→30位と出場選手が絞り込まれる)には、来季の「マスターズ」、「全米オープン」、「全英オープン」のメジャー3試合の出場権が与えられるのだ。

実際、昨季はランク124位で辛くもプレーオフに進んだモーガン・ホフマンが、初戦から9位、35位、3位と上位フィニッシュを続けて最終戦まで進出(最終ランクは26位)。今季「マスターズ」などメジャーへの初出場を果たしている。

石川は今週「バラクーダ選手権」を前に、フェデックスカップランクが125位、賞金ランクが109位。“準シード”には大きく前進しているが、心を占めている数字は無論、前者に違いないだろう。(ネバダ州リノ/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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