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マッチプレーに要求される“戦い方”とは!?

1対1で1ホールずつ勝敗を決めるマッチプレーは、「日本プロゴルフマッチプレー選手権」が2003年に終わってしまい、日本のゴルフファンには馴染みが薄いかもしれない。アマチュア競技では「日本アマチュアゴルフ選手権競技」「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」が行われているが、選手も年間に1試合程度の経験となる。

これは米ツアーでも同じで、PGAツアー、WGC(世界ゴルフ選手権)を含めて今大会が唯一の開催となる。選手たちは口々に「難しい」というこのフォーマット、今大会も初日32試合のうち14試合で、ランキング上位が下位に敗れるという展開となった。

1ホールごとに目の前の相手よりも1打でも少なければ勝ちとなる戦いは、自分のプレーに集中するだけでなく、相手をけん制することも戦術の一つになっているようだ。今大会2回戦を突破したベ・サンムン(韓国)は「ティグラウンドで使用するクラブの番手を決めるときも、相手のバッグがちらっと見えますし、パッティングのラインも相手に参考にされないようにとか考えますね」と言う。

この日、石川遼と対戦したポール・ローリー(スコットランド)は、石川にじっくりとラインを読ませないよう、自らのルーティンを変えてまでタイミングをずらしていた。15番では石川のアプローチが、ローリーとほぼ同じ3mにつくと、すかさずボールをセットしてパーパットを行い、先にパーを確定させた。

さらに最終18番も2パットでパーが確定し、石川のバーディパットが外れれば勝つという状況に、石川がカップの反対側からラインを読もうとすると、自らのラインはほとんど読まずにバーディパットをカップの50センチに寄せてコンシードをもらった。先にパーを決めたローリーは石川の背後に立つと腕組みをして、石川のバーディパットが外れるのを見つめていた。もちろん、こららの行為はルール違反でもなく、駆け引きが重要なマッチプレーならではの作戦となる。マナー第一で紳士のスポーツとも言われるゴルフだが、こと競技にかけては相手の心をコントロールする戦略も必要となる。(アリゾナ州マラナ/本橋英治)

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