「ザ・エビアン選手権」のフォトギャラリー
2013年 ザ・エビアン選手権
期間:09/12〜09/15 場所:エビアンリゾートGC(フランス)
米女子メジャー最終戦は54ホール完遂も危うい?
「メジャーとしての初年度でもあるし、72ホールの完遂を目指したい」。今年から米女子ツアー5番目のメジャーに昇格した「ザ・エビアン選手権」の関係者が言葉にこめた願いは、天に届くことはなかった。
12日の初日が降雨によるコースコンディション不良のためキャンセルとなり、15日に決勝ラウンド36ホールを決行予定にしていたが、天気予報が「雨」のため決勝ラウンド18ホールによる計54ホールに競技の短縮を余儀なくされた。予備日としていた16日(月)も予報は「雨」というからまさに無情の雨だろう。
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先週の土曜日から連日の雨で、ドライに仕上げるはずだったコースは水分過多。もはや、大地に雨水を吸収する余力はなく、わずかな雨でもグリーンに水が浮き出す状態だ。晴天に恵まれた13日、14日の2日間は、ボールが泥にまみれるためプリファードライを適用して競技実施されたが、高く上がったボールが、時おりグリーンにズブリと突き刺さる場面も見られた。
心配なのは、そんなコース状況で繰り広げられている“メジャー”としての評価だ。
米女子メジャーの54ホール短縮は、1996年の「全米女子プロゴルフ選手権」以来のこと。宮里藍のように「良い決断だと思う」という肯定派もいるが、ステーシー・ルイスは「メジャーは72ホールであるべきだ」と言い切り、短縮すること自体にさえ、選手からはさまざまな意見が飛びかっている。
2日間首位を守っている日本の宮里美香は「メジャーだから、ちょっと・・・という気もします」と言葉を濁した。
雨は、今夜土曜日の夜半から降り出す見込み。水が浮きやすい状態にあるグリーンには、ビニールシートが張られ養生されていた。正直言って、もはや54ホールの完遂にさえ危うさを覚える。雨量により、あらゆるケースの終着点が予測されるその結末は・・・神のみぞ知る。(フランス・エビアン/塚田達也)
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