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タイ女子ゴルフ界に迫る夜明け

寒さで体は縮こまり、グリーンは冷たく凍って鉄板のように固い。あげくにはティを挿すにも鉄製器具の助けを借りないといけないような中でプレーをするのが、冬の日本でのゴルフ風景。致し方ないとはいえ、シーズンオフにプロ選手たちがこぞって温暖な海外へ行ってトレーニングを積むのは、至極当然のことと言える。

ハワイ、グアム、アメリカ本土・・・。そんな中でタイをその遠征先に選択するプロも多い。日本から飛行機で6時間ほど。物価も安く、1年を通して温暖で整備されたゴルフ場も数多く存在する。そんな恵まれた環境なのだから、年中その場にいるタイ人ゴルファーがスキルアップするのも不思議ではないだろう。

大会前日、今大会に出場するタイ人選手の中から5名がタイメディアに呼ばれてプレスルームにやってきた。会見はすべてタイ語のみで行われたのでその中身は分からなかったが、その場には多くのカメラマンも詰めかけて注目の高さを物語っていた。

もちろん、脚光を浴びる理由もある。まず有名なのがモリヤ(姉)とエリヤ(妹)のジュタヌガン姉妹。R&Aの管轄する世界アマチュアランキングでは、エリヤが11位(12年2月16日現在、以下同)でモリヤが17位。アジア勢に絞ると、この二人がトップ2に位置している。ちなみに、日本人での最上位は鈴木沙季の88位、次に続くのは昨年までナショナルチームメンバーだった比嘉真美子の342位という順位だ。さらにこのランキングを眺めていると、アジアではタイに続いてフィリピンの国名も散見できる。近い将来、フィリピンからも多くのゴルファーが世界の舞台に飛び出してくるのだろう。

そしてもう一人の注目が、ヌマ(Numa / Junthima)・ガンヤラナミッタという選手。米国インディアナ州のパデュー大学でカレッジゴルファーとして活躍し、昨年の全米女子オープンでは15位タイ、年末に行われたLPGAのQスクールをトップ通過すると、プロ転向を果たして今季レギュラーツアーにフル参戦することとなった。大会初日は3アンダーで、トップと2打差の堂々の7位発進。十分に上位を狙える位置で残り3日間に挑むことになる。そして、こちらで何度か紹介してきているポルナノン・ファトラムも初日は1アンダー、18位タイと上々の滑り出しを見せている。

韓国、日本だけでなく、若い女子ゴルファーの波は東南アジアの国々へと広まりつつあるのが分かるだろう。アマチュアの世界ランキングが上というのは、世界の大きなアマチュア大会へ積極的に出場しているということ。我々日本勢も指をくわえて黙っているわけにはいかないはずだ。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)

【世界アマチュアランキング(女子)】外部サイト
http://www.randa.org/en/WAGR/Ranking/Womens-Ranking.aspx

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