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「ゴルフがすべて」を卒業して世界1位に ユ・ソヨンが大事にすること

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(30日)◇千葉CC野田コース (千葉県)◇6677yd(パー72)

「10年前はゴルフがすべてだった」とユ・ソヨン(韓国)はいう。2006年のアジア大会(ドーハ)の個人・団体で金メダルを獲得した。17歳だった07年にプロ転向し、翌08年に米ミニツアーでプロ初優勝を飾ると、4月には韓国女子ツアーで初出場初優勝。11年には、海外メジャー「全米女子オープン」で米ツアー初優勝を成し遂げた。12年以降、米ツアーでの賞金ランキングはつねにトップ10以内をキープしている。

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今週、同じ舞台で戦ったチョン・インジ(韓国)は、ユを評して「冷めない情熱」だといった。周囲から見てそう感じさせる集中力は、意外にも「ゴルフがすべて」から、「ゴルフがすべてではない」に変わり、より高まったという。

ユはプロ転向した直後から、韓国人女性のメンタルトレーナーを雇っている。「彼女は、私が“幸せなゴルファー”でいることを大事にしている」と説明する。「毎年、25週から30週もゴルフ漬けの生活を送っていて、それはとてもストレスに満ちている。だから、ゴルフと私生活の良いバランスをとることが大切」という考えからだ。

「いまでは、ゴルフがすべてではないと思っている。そう思えるようになってから、よりゴルフを楽しめるようになったし、練習するモチベーションも上がったし、良いプレーをしたいという気持ちも強くなった」。

17年にはついに世界ランク1位(18年10月1日時点では同ランク4位)に上り詰めた。厳しい環境ばかりが続くと息が詰まる。ときには、ゴルフなんてもう嫌だと思ってしまうこともあるだろう。自分を追い込み、努力を継続するために「幸せなゴルファー」を目指すことが、世界1位となったユが取り組んできたことだった。(千葉県野田市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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