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これが世界4位の勝ち方だ!ユ・ソヨンが3打差圧倒

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(30日)◇千葉CC野田コース (千葉県)◇6677yd(パー72)

世界ランク4位の実力を見せつける圧巻の勝利だった。菊地絵理香と並ぶ首位から出たユ・ソヨン(韓国)が、5バーディ、ノーボギーの「67」をマークして通算15アンダーとし、2位に3打差をつけて日本ツアー初優勝をメジャーで飾った。「初日が終わって(首位だったので)勝ちたいと思った。その通りに勝てたので幸せです」と目を輝かせた。

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4日間で2ボギー(17バーディ)の安定感。前日乱れたティショットもこの日は復調し、フェアウェイを外したのは1度だけ。同組で回った菊地も「最初から最後までまったく隙がなかった。こんなに安定している選手は見たことがない」と脱帽するプレーだった。

1組前を回る畑岡奈紗が、1、2番の連続バーディですぐに首位をとらえたが、ユは自身のゲームプランに徹していた。「前半は周囲の選手は気にしなかった。ティショットが良かったし、よりアグレッシブにいった」と、6番でこの日最初のバーディを奪うと、続く7番(パー5)はグリーン手前のラフからの3打目を20センチにぴたりと寄せてタップイン。9番で2.5mを沈めて3つ伸ばし通算13アンダーとすると、リーダーボードで2位と3打差があることを確認した。

後半は一転「少し距離が残っても、フェアウェイから打った方がいい」と、パー3を除く7ホール中5ホールのティショットで3Wを握った。12番(パー3)で、2.5mを沈めてガッツポーズ。17番(パー3)でダメ押しとなるバーディパットを決めると、笑みがあふれた。「15番で3打差あったけど、16番、17番は難しいので安心できない。あの(17番の)パットを決めたとき、勝てるチャンスがかなり大きいことがわかりました」と照れるように、はにかんだ。

「きょうは外したバーディパットも少ないし、コース戦略がうまくいった」と、完勝とも言える内容に満足げだ。18番グリーンでの優勝スピーチでは「本当にありがとうございました」と、カタコトながら日本語も披露した。「ごめんなさい、あとは英語で…」とぺこりと頭を下げると「良いプレーを続けて、2020年の東京オリンピックでもプレーしたい」と大きな目標を宣言した。

これで、ナショナルオープンのタイトルは米国、カナダ、中国に続いて4つ目。「来年は韓国女子オープンでプレーすることも考えたい。主戦場にしている米ツアーの日程次第だけど…」と、さらなるコレクションの追加にも意欲的だ。(千葉県野田市/今岡涼太)

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2018年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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