2009年 ミズノクラシック
期間:11/06〜11/08 場所:近鉄賢島CC(三重)
賞金女王、シード権と、もう1つの争い
「ミズノクラシック」を含め、今シーズンも残すところあと4試合に迫った国内女子ツアー。賞金ランク上位は賞金女王争い、50位前後の選手たちはシード権争いと、その順位によってそれぞれが掲げる目標に向け、熾烈な戦いが続いている。
今週の「ミズノクラシック」は「富士通レディス」までの賞金ランク上位35名しか出場できないため、シード権争いの話題とは無縁。注目は自ずと賞金女王争いにフォーカスされるが、今大会で多くの選手が意識している1つの争いがある。11月下旬に宮崎CCで開催される最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場権争いだ。
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同大会は、2009年シーズンの優勝者と、前週までの賞金ランク25位以内の選手しか出場できない狭き門。実質、今週を含めた3試合で出場選手が確定する。初日に首位発進した鬼沢信子(同ランク41位)も、「自分の目標は宮崎に行くこと」と最優先の目標に掲げる。さらに、単独4位で最終日を迎える北田瑠衣(同ランク22位)も「リコーに出たい。とにかく最終戦が今の目標」と口を揃えた。
2位タイに浮上した飯島茜(同ランク27位)も、「上位に行かないとリコーに行ける可能性が少なくなる。残り試合、頑張って行きたい」と意気込む。彼女たちにとって、最後の大舞台が高いモチベーションに繋がっていることは間違いない。他にボーダーライン上にいるのは、茂木宏美、森田理香子、服部真夕、若林舞衣子ら。ゴルフファンの皆さん、こちらの争いにも目を向けると、また違った観戦の楽しみ方が見えてきますよ。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。