さくらだけじゃない! 海外を転戦する姉・横峯留衣が予選を突破!
横峯さくらの猛チャージにより、試合展開も一気にヒートアップしてきた「富士通レディース」2日目。明日の最終日は最終組でのラウンドとなるが、その同じ決勝の舞台に横峯3姉妹が揃って姿を現すことになった。長女の横峯留衣が、次女の彩花さんをキャディに従え、通算1オーバーの32位タイで予選を突破。今週の火曜日に行われたマンデートーナメントを勝ち抜いて手にしたチャンスを、今季初の予選突破という形で見事にモノにした。
開口一番「メッチャ嬉しいです!」と満面の笑み。「悲惨なほど酷かった」というドライバーに悩んでいた時、さくらと父・良郎氏から助言を受け、ドライバーを替えたことが奏功したという。しかし、今週の好スコアを導いたのはそれだけではないように思える。昨年から米国や欧州などの海外ツアーへ積極的に参戦し、着実に培われている経験がいよいよ芽生え始めたのかもしれないのだ。
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国内ツアーではシード権を持たないため、出場試合は極めて限られており、今季は今週で3試合目。その間、今年も戦いの場を海外に求め、5月から9月まで欧州ツアーに3試合、スウェーデン国内のツアーにも8試合ほど出場した。欧州ツアーでは全試合予選落ちを喫したが、「惜しい試合もあったんですよ」と、確かな手ごたえも感じている様子。来週15日(月)には、欧州ツアーの来季出場権をかけた予選会に出場するため、再び海外に渡るという。
「選手がすごく楽しそうにプレーしていて、私もあんな風に楽しくプレーしたいな、と思えます。海外の方が水が合うんですよね。もし言葉が通じたら、もう帰ってこないかも。将来的には、できれば海外でプレーしたいです」と、海外進出へ向けての志は高い。海外ツアーという土壌から多くの経験を吸収・消化し、大輪の花が咲く日は近いかもしれない。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。