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韓国女子の強さ 「過酷な」ゴルフ場はほめられるべきか?

2019/09/01 08:47


◇韓国女子◇ハンファクラシック◇ジェイドパレス(韓国)◇6737yd(パー72)

クラブハウスからシャトルバスで山道を降りること5分。クレーン車3台で左サイドをガードするようにネットがつるされた練習場は今大会用に即席で作られた。足場にはラフのような雑草が生え、つま先下がりなどの傾斜地に12打席だけ。午前40球、午後40球。ボールを手渡すボランティアスタッフが当たり前のように球数制限を選手に伝えた。

「これでもこっちでは、かなり恵まれている方です」。イ・ミニョン(韓国)が間髪入れずに指摘した。今大会は主催のハンファグループが所有するコースで開催されるため、練習場を急ごしらえできたが「韓国ツアー年間30試合のうち、ほとんどのゴルフ場は練習場がない」という。

練習グリーンは超難関

3年前までの主戦場ではティオフの4時間近く前にホテルを出発し、近くの練習場に立ち寄っていた。「だから、多くの韓国人選手が日本の環境はすばらしいって言うのです。昔は朝が本当に忙しかった」。コースへの道中で朝食を済ませ、到着後は練習グリーンにすぐに向かったという。

その練習グリーンも、日本とは形状が異なる。今大会はクラブハウス付近に小さなものが2つあるだけで、芝の状態は悪い。カップは傾斜に切られ、うねりは激しい。海外初参戦の吉本ひかるは「こんなに傾斜のある練習グリーンは日本にはないですね」と驚いた。

ペ・ヒギョン(韓国)は「日本に行ったとき、一番違いを感じたのはグリーンの形。奥に向けて登っているパターンが日本は多い」と同調する。「韓国は環境的には過酷。日本でずっとプレーしたい」と本音をこぼしながら「韓国特有のコースで、技術を養った部分はある」という。

セミラフレベルのフェアウェイ

コースを回れば、セッティングの難度の高さが目につく。フェアウェイは絞られ、両サイドのラフは2段構えで、極端に長い。ボールの入り方次第では、罰打を食らうに等しい。アウト9ホールで練習ラウンドをした三浦桃香がラフにボールを投げ入れると、ボールは完全に芝に埋もれ、「長い、長すぎる。日本でこんなに長いラフないですよ…。入ったら、あきらめてレイアップしかない」と苦笑いした。

フェアウェイをとらえても芝は長くボールが沈む。吉本は「日本のセミラフレベル」と表現するほどだ。ただイ・ミニョンは「韓国ツアーは毎試合、これくらい長いんです」とさらりと言う。「日本の環境の方が好きだけど、こっちの方がショットの引き出しは増えるセッティングではある」

スポ根したいわけじゃない

今や世界ランキングトップ20のうち、7人を韓国人選手が占める。この過酷な環境こそが世界に通用する技術やハングリーさを養っている、という「スポ根」的な指摘は根強い。ただ、今大会のコースセッティングの責任者であるキム・サンキュン氏は「コース環境が良くないことは、認識している。過酷な環境というのは、単純に日本のようにコース管理が行き届いていないだけだ」と明かした。

韓国では軍事政権下の1980年代にゴルフ場が乱造された経緯があり、コース管理の人材育成が間に合っていないと言われる。キム氏は「もっと良い環境で選手をプレーさせたい。日本からコース管理を学びたいとも思っている」と課題を挙げた。(韓国・チュンチョン/林洋平)

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林洋平(はやしようへい) プロフィール

1991年、横浜市生まれ、A型。大学卒業後の2015年にGDO入社。チーム内では最年少。トーナメント取材に行くが、自身のプレーは勉強中。当面の目標はドライバーをスライスさせないこと。大のビール党で、出張先の名物で晩酌するのが、ささやかな楽しみ。

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