長かった・・・5年ぶり勝利までの道のりを画像で 片山晋呉フォトギャラリー
2013年 コカ・コーラ東海クラシック
期間:10/03〜10/06 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
「炭になれ」片山晋呉を支えた中嶋常幸のことば
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」で、5年ぶりの優勝を果たした片山晋呉。2008年、福岡県の古賀GCで開催された「日本オープンゴルフ選手権競技」でツアー25勝目を飾り、ツアーでは7人目の永久シード権を獲得した。同年11月には「三井住友VISA太平洋マスターズ」で26勝目を果たし、翌年4月には海外メジャー「マスターズ」で歴代日本人選手では最高の4位に入った。
その後もツアーで戦いを続けてきた片山だったが、目標をクリアした達成感から“燃え尽き症候群”に陥り、“やる気”は心から遠ざかってしまっていた。当時は人に相談をしたり、あらゆる文献を読みあさったりと試行錯誤を繰り返していた。
<< 下に続く >>
それから3年、4年と月日が流れる中でも片山は「いつか優勝できる日がくると思って準備は続けました」という。「最初はゴルフも手につかない時期もあったけど、トレーニングだけは欠かさずに続けてきました。そして、今年に入って好成績も出るようになってきました」
準備を怠らないという考えにいたったのは、同じく永久シード選手として今でもレギュラーツアー出場を続けている中嶋常幸からのひと言だった。09年の「日本オープン」で練習ラウンドを一緒にしようと声をかけられた片山は、当時の悩みを中嶋にも問いかけてみた。
「ゴルフが辛くなったことはありますかって聞いたら、しばらく悩んでから『そんなに悩んでいたのか』って心配顔になって。『おまえは灰になるなよ。灰になったら二度と燃えることができない。炭になれ』って言われましたね。『たとえ小さくてもいいから、炭なら火が入れば再び燃えることができるんだ』と。その言葉が頭から離れなくて…俺は灰にはなっていないってことですよね」。
5シーズンぶりの勝利の味を噛みしめながら「初優勝とかは比べられないけど、今は最高に嬉しい。自分も40歳になったので、40代での賞金王を目指したい。“復活”ではなく、“新生”片山晋呉としてこれからも優勝を重ねて行きたい」と今後に向けても意欲的だ。
次のターゲットとするのは2週後、地元茨城県で開催される今年の「日本オープン」でのビッグタイトル獲得。さらに、その後の試合ではまず30勝越えを狙う。(愛知県みよし市/本橋英治)
- エントリー受付け中!2013 GDOアマチュアゴルフトーナメント
- 5クラスからレベルに応じて選べる個人戦、気の合う仲間と楽しく参加できるチーム戦、息の合ったチームワークが鍵となるペア戦、それぞれエントリーを受付け中!他にも世界大会出場ペア決定予選会や競技初心者向けイベントなどを開催いたします。