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池田勇太 激闘、多忙の末の1打差2位

山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開催された国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」最終日。今季初勝利、節目のツアー通算10勝目を狙った池田勇太が、最後の最後まで、キム・キョンテ(韓国)を追い詰めた。

3日目を終えてトップからは5打差。早朝から降り注いだ大雨を切り裂くように、池田は猛然とその背中を追いかけた。2番(パー3)から3連続バーディを逆襲ののろしとすると、6番(パー5)で右から4メートルを沈めて4つ目としてまずトップタイに並ぶ。8番から2連続ボギーを叩いて再び後退したが、動じなかった。

12番に続き、ティショットをグリーン右手前のラフまで運んだ14番で後半2つ目のバーディを決めまたしてもトップタイに。大混戦のサンデーバックナインの主役となった。16番(パー3)でティショットをグリーン左手前の池に落として痛恨のボギーを叩くが、最高の見せ場は再び1打ビハインドで迎えた最終18番。フェアウェイ左サイドのバンカーから6番アイアンでのショットが、グリーン右端に切られたピンを真上から襲った。1メートル強のバーディパットを沈め右手を握り締める。2012年の富士桜が最も湧いた瞬間だった。

パッティンググリーンでプレーオフを待った。しかし次の組のキョンテも、スーパーショットを見せ、最後は逃げ切られた。勝てば憧れの尾崎将司の記録(27歳8か月5日)を破る史上最年少でのツアー通算10勝目だった。それでも、敗戦を受け止めた池田の表情は晴れやかだった。「ようやったろ。しゃあないだろう。ラッキーもあったし、アンラッキーもあったけれど、久しぶりに優勝争いができた。良い戦いができて、良いラウンドだった。優勝できていれば100点満点だけど、100点に近いゴルフができた。久しぶりに良い気持ちで上がれた」。

今季初優勝が待たれる26歳は、多忙だった。2戦前の「関西オープン」では3日目に「62」を叩き出して優勝争い。その翌日は、大阪から愛媛県の生名島に電車と船で移動してあるイベントに出席した。地元の子供たちと、東日本大震災で被災し当地でサマーキャンプ中の福島県の子供たちとスナッグゴルフで交流を図った。

直後に福岡県で「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」を戦った後、今度はツアーメンバーのひとりとして東北福祉大時代を過ごした宮城県での被災地訪問に参加したのは今週月曜日のこと。学生や他選手たちを率先してイベントを盛り上げるいつもの姿があった。その裏で、関係者を通じてスタッフを移動させるバス、宿泊先を手配したのは、ほかならぬ池田本人。ツアー関係者も「まるで旅行代理店みたいな人」と感謝しきりだ。

賞金ランキングは8位に浮上。「これからどんどん大きい試合が始まっていく。優勝を目指してモチベーションを上げていこうと思う」と澄み渡る秋空に、高らかに誓った。今度はいよいよプレーで、勇気を届ける準備は整った。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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