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“ツアースクランブル”方式のプロアマ戦を香港で体験した

◇欧州男子◇UBS香港オープン◇香港GC(香港)◇6703yd(パー70)

欧州ツアーとアジアンツアーが共催する「香港オープン」のプロアマ戦に出場できると聞いたのは、2週間ほど前だった。仕事柄、何度かプロゴルファーと回ったことはあるが、本戦前日のプロアマ戦に、しかも海外で出るというのは初めての経験だった。

もちろん、とってもナーバスになって朝は4時半に目が覚め、以降は眠ることができなかった。でも初めて体験した“ツアースクランブル”というフォーマットが良く練られていて、最終的にはかなり楽しめた。

このフォーマットは欧州ツアーで多く、先月中国で行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」でも採用されていた。逆に、米国や日本ではまだあまり馴染みのないものだ。

まず、チームはプロ1人にアマチュア3人の計4人。アマチュアにはそれぞれハンディキャップ(男性は最大18、女性は最大24)が付与される。同時に「Par as their friend(パーは友達)」というルールがあり、各自は(ハンデ込みの)パーがそのホールで記録できるワーストスコアとされている。

つまり、各自がパーより悪いスコアをたたくことが分かった場合、それ以上プレーを続ける意味はなく、球をピックアップしてスムーズな進行に貢献できる。例えば3人がバーディを獲って、1人がボギーとした場合、チームスコアは3アンダーという具合。そして、ホール毎にチームのアンダーパー合計を記録していく。

もう1つのルールは“ツアースクランブル”というだけあって、“スクランブル”の改良版だ。まず、全員がティショットを放ち、その中からベストな球を選択して、次打は全員が同じ場所から打つ。通常の“スクランブル”は、それをホールアウトまで繰り返していくが、このルールでは2打目以降は、各自が自分の球をホールアウトまでプレーする。ティショットはプロの球を採用してもいいし、逆にプロの球を採用しなかった場合、プロは自分の球をホールアウトまでプレーできる。(国内女子ツアーでは、自分のティショットの場所から一度も打てなかった…という選手の嘆きをときどき聞くが、このルールなら問題ない)

1Wショットに不安を抱える筆者としては、実にストレスフリーなルールである。毎回、ベストポジションから2打目を打てて、うまくいけばチームスコアにも貢献できる。「6」や「7」でホールアウトすることもなく、進行もスムーズだ。

ちなみに、この日一緒に回ったのは、アジアンツアーで今季2勝のシブ・カプール(インド)。気さくでとっても良い選手で、同ツアーのジョシュ・バラックCEOは「彼は我々に近い選手。選手代表として5人いるボードメンバーの1人なんだ」と教えてくれた。

数ホールを終えたところで、カプールに帯同していたコーチのシェーン・ギルスピー氏が、左に行く傾向の強かった筆者の球を見て「フィニッシュまで振り抜け。球に意識があるから、インパクトで体が止まって左に行くんだ」と教えてくれた。適切なタイミングの適切なアドバイスほど有り難いものはない。その後は、ずいぶんと気持ち良くラウンドできた。

優勝チームのスコアは23アンダー。我々は11アンダーだった。残念ながら、カプールは本戦では1打届かず予選落ち。たまたま、土曜日の朝にエレベーターで鉢合わせすると、川村昌弘も出る予定にしている、年末にコルカタで開催されるインドツアーの話になり、「もし君も来るなら、ディナーに連れて行くよ」と誘われた。うーん、どうする…インド?(中国・香港/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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