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初めてのインドツアー(3)/解放から開放へ インドが辿る道

2017/12/31 16:07

インドツアー最終戦に出場した全選手による集合写真

◇インドツアー◇マクラウド・ラッセル ツアー選手権◇ロイヤルカルカッタGC(インド)◇7237yd(パー72)

今季、インドツアーは全21試合が開催された。大会規模は、欧州とアジア共催の「ヒーローインディアンオープン」が総額175万ドル(約2億円)と抜けていて、アジア共催の「パナソニックオープンインディア」(40万ドル)、「テイクソリューションズ・マスターズ」(30万ドル)がそれに続く。全試合4日間大会で、インドツアー単独開催では最終戦「マクラウド・ラッセル ツアー選手権」の1500万ルピー(約2640万円)が最高額だ。

2018年、インドツアーは大きな変革に挑もうとしている。これまで、外国人選手の出場人数を1試合あたり15人までとしていたレギュレーションを撤廃し、上限をなくす。いわゆるツアーのオープン化へと舵を切るのだ。これにより、世界ランクポイント対象ツアーへと格上げされることを目指している。

この年末、中国ツアーとPGAツアーチャイナ、そしてサンシャインツアー下部のビッグイージーツアーが、それぞれ世界ランク対象ツアーとなることが発表された。インドツアーもそれに続けるか注目だ。

コルカタ中心街にあるネタジバワンと呼ばれるチャンドラ・ボース記念館

インド東部の玄関口・コルカタ空港の正式名称は、ネタジ・スバス・チャンドラ・ボース国際空港という。このチャンドラ・ボースという人物は、インドの独立運動を指導した英雄で、第二次世界大戦中は日本軍とともにイギリス軍と戦ったことでも知られている。インド人たちの親日感情は、こんな歴史的背景も関係しているようだった。

インドに行く前は、人口密度の高さや、犯罪や貧困といった社会問題、それに大気汚染や衛生面といった不安はあった。だが、実際に取材して感じたことは、“想像以上に快適”ということだった。長らく英国の植民地だったこともあり、ゴルフの歴史も古く、コースにも風格がある。食べ物も口に合うし、インド人たちは皆、親切だった。

旅人ゴルファー・川村昌弘は「世界のどこでもゴルフはできる」と飄々という。今回のインドツアー訪問で、その言葉が確かな現実味を帯びて胸に迫った。(インド・コルカタ/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた)
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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