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「いま僕はココにいます」Vol.55 インド編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ニューデリーにいます。

今週は欧州とアジアンツアーの共催試合「ヒーローインディアンオープン」に出場します。正確にいうと、ニューデリーからほど近い都市、グルガオンに滞在中。日本でいうと東京と横浜のような関係の新興地域です。独特の“におい”があるインドですが、開発が目覚ましい当地にはたくさんのキレイなビルもあります。

会場のDLF G&CCを訪れたのは2年ぶり。ここは造りがとにかく手がこんでいて…。17番ホールは岩山のデザインが人工で施され、てっぺんにグリーンがあり、滝も流れています。レンガに見えるプラスチックが積み上げてあったり、アゴが高すぎるバンカーがあったり。ところどころ、お花畑になっているホールもあります。

フェアウェイを外すと、途端に池やブッシュにハマる危険性・大! 前回出場したときは2日間で10球以上ボールを失くし、「81」「82」という散々なスコアでした。それでも、ティショットの飛距離を抑えて刻むのも難しいのがこのコース。距離の長さにもメリハリがあり、300yd前後のパー4も複数設定されていて、積極性を欠くことはできません。どんどん狙うスタイルを崩さず、自分を信じて攻めていきたいと思います。

そういえば今回、マレーシアから飛んでくるときにトラブルがありました。キャディバッグのスタンドがひとつ折れてしまって…。飛行機移動を繰り返していると2カ月ほどで破損してしまうことがあるんです。仕方なく、急きょコースのクラブハウスで購入しました。ジュニア用のような小柄なタイプを選びましたが、約1万4000円の出費。あと1試合、持ってくれればよかったのになあ…。

〈今週のブレックファースト〉
一昨年の12月以来のインド訪問で、日系のホテルに宿泊しています。いつもは各地でその土地らしいものを食べることを大事にしていますが、今回は女性キャディに帯同していただいていること、5連戦の最後ということもあり、清潔感のあるところを選びました。朝ごはんはまるで一流旅館のような充実した内容。宿泊費は1泊食事付きで期間平均8000インドルピー(約1万2844円)です。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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