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石川遼は大きく出遅れ 終盤に痛恨のティショットミス

◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 初日(1日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7186yd(パー72)

2018年の自身3戦目をマレーシアで迎えた石川遼は「73」と崩れ、2オーバーの暫定133位タイと出遅れた。終盤にティショットのミスから痛いダブルボギーをたたいて後退。決勝ラウンド進出へいきなり巻き返しを求められた。

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午前スタートで好プレーを期待された石川は、序盤からつまずいた。前半12番(パー3)で1m強のパーパットを外すと、13番(パー5)では右サイドの林越えを狙った第2打が木に当たり、4オン2パットとして2ボギーを先行させた。

パー5が連続する18番、1番をいずれもバーディとしたが、その後は荒れたグリーンを攻略できず、ボールがカップ脇をすり抜けるばかり。今年初めてエースパターのL字マレット型(オデッセイ#9プロトタイプ)を握ったが、「重いから“打たなきゃいけない”と思うと、逆に打てないというか…。タッチは自然に合ってこないといけなかったが、それに時間がかかりました」と対応に苦しんだ。

「ティショットはずっと良い感じで打てていたが…」。痛恨の一打は左ドッグレッグの終盤8番。3Wでの第1打を左の崖下に打ち込み、1打のペナルティ。右サイドは林、フェアウェイは左に下っており、風は右からという状況に「自分のドローの球筋で打つところが少なかった。左に流されていくイメージになったので、フェードで行ったがスイングが全然良くなかった」という。ドロップ後の3打目でフェアウェイにレイアップし、5オン1パットのダブルボギーで下位に沈んだ。

前週までのアジアシリーズは1Wショットが安定せず、チャンスになるパー5での攻め方を課題に挙げていた。この日は3つのバーディをパー5で決め、「いろんな難しいホールがある中で、しっかり打っていけていた」と手応えもある。それだけに「8番だけが悔しい…」と繰り返した。(マレーシア・シャーアラム/桂川洋一)

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