20歳のワン・ジョンフンが初優勝 武藤俊憲は71位
2016年 ハッサンIIトロフィー
期間:05/05〜05/08 場所:ロイヤルゴルフ ダール・エス・サラム(モロッコ)
「チャレンジは失敗」武藤俊憲は失意のモロッコ参戦に
午前中をピークに強い風雨に見舞われた欧州男子ツアー「ハッサンIIトロフィー」の最終日。午前8時54分にスタートした武藤俊憲はノーバーディ、7ボギー「79」と崩れ、通算13オーバーの71位に沈んだ。初日の17位から日を追うごとに順位を落とし、初めて訪れたモロッコでの4日間大会を終えた。
「雨と風が過酷でしたね…とにかく(グリーンに)届かない。厳しかった」。この日グリーンをとらえたのはわずか4ホールで、パーオン率は22%と低迷。日本でも指折りのショットメーカーの姿は見る影もなく、雨に濡れた肩をガクリと落とした。
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「ドライバーもアイアンもフェースに乗らず、ボールを拾えていない。途中からスイングが壊れてしまった」。予兆は、前半2番(パー3)から早々に現れた。1打目は226yd先にあるピンのはるか手前で失速し、フロントエッジから約30yd手前の花道にポトリ。「あの時点でおかしかった。これだけ狭いコースだし、プレー中での修正は難しかった」と、一度狂いはじめた歯車が再び噛み合うことはなかった。
初参戦となった欧州ツアー単体での競技を終え「チャレンジは失敗に終わりましたね」と武藤。「日本とは違う難しさがあって、本当にタフだった。距離は長いし、届くようなところは、ピンが難しいところに切ってある。日本に帰ってからの、良い糧にはなったと思います」。
武藤は月曜日に帰国。しばらくは休養にあてて体をリセットし、翌週の「関西オープン」から連戦が再開する国内ツアーに身を投じる。(モロッコ・ラバト/塚田達也)
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