昨年のL.ドナルドに続き、欧米両ツアーのダブル賞金王戴冠を決めたR.マキロイ（Stanley Chou /Getty Images）

欧州男子ツアー｢バークレイズ・シンガポールオープン｣最終日。賞金ランキングトップを独走するロリー・マキロイ（北アイルランド）が最終ラウンドに「65」をマークし、通算10アンダーの単独3位でフィニッシュ。約29万ユーロを加算し、シーズン3試合を残して初の賞金王を確定させた。すでに米国男子ツアーの賞金王を決めており、これで昨年のルーク・ドナルドに続く史上2人目の両ツアーダブル賞金王戴冠を果たした。

「とても満足しているよ。5年前にツアーカードを得てから、僕のゴールの1つだったんだ」という欧州ツアー賞金王。2011年、2009年と、過去3年で2度の2位に甘んじていただけに、その喜びもひとしおだ。それも、欧米両ツアーで戴冠という快挙。「両方のツアーでナンバーワンになるなんて信じられない。達成できたことを誇りに思うよ」。

今週を終えて同2位のピーター・ハンソン、同3位のジャスティン・ローズ、同4位のルイ・ウーストハイゼンらにも、賞金額上では残り試合（次週は2試合同時開催のため、出場可能なのは実質2試合）で逆転の可能性は残されているが、いずれも全試合にエントリーしていないため、早々にマキロイの賞金王が確定する運びとなった。