出国前、報道陣の質問に答える手嶋多一

昨年11月に行われた欧州ツアー最終予選会を突破した手嶋多一が28日（日）午前、2月1日（木）からアラブ首長国連邦で開催される欧州ツアー第10戦「ドバイデザートクラシック」に出場するため、福岡空港を出発した。

「今は不安が大きい。3、4試合戦って良い試合が出来れば、期待のほうが大きくなると思う」と心境を語る手嶋。今季、欧州ツアーに本格参戦するただ一人の日本人ということで、周囲が抱く期待の大きさは本人も自覚しているはず。
「国をまたがって試合があり、コースも狭いところ、広いところ、リンクスなど本当に多様。体調をしっかり整えていければ、その中で自分のプレースタイルに合ったコースで上位にいけるのではないかと思っています。今はまず挑戦したいという気持ちが強いですね」 と力強いコメントを残した。

4月12日（木）に開幕する国内ツアーに関しては、「日本の開幕戦はまだ未定ですね。ヨーロッパのスケジュールと調整しながら今後決めていきます。当初半々ぐらいで考えていましたが、ヨーロッパで出られる試合と日本で出場する試合を考えると、実際には日本が6割、ヨーロッパが4割ぐらいになるかもしれません。今、男子ゴルフの人気が少し落ちているので、ヨーロッパで活躍した後、(日本で)僕が出場して盛り上げられればとも思っています」と、欧州、国内両ツアーでの活躍を誓っていた。

今回の遠征では、続く第11戦の「メイバンクマレーシアオープン」、第12戦「エンジョイ・ジャカルタ・インドネシアオープン」の3試合を出場予定。ただし「エンジョイ・ジャカルタ・インドネシアオープン」に関しては、開催2週間前にならないと出場選手が確定しないため、出場できるかは未定だという。その後、3月から4月にかけてヨーロッパ本土で行われる試合から再び参戦する予定。